【リスボン】セレブシェフの店へ行ってみました〜A Cevicheria
ボア・ノイトゥ!
ポルトガルは2度目の非常事態宣言中ですが、平日はさほど厳しい行動制限はなく、誕生日が近いこともあり、今日は『Principe Real』というお洒落界隈へランチに出かけました。
年1回の特権を行使し、前々から興味のあったポルトガルのセレブシェフ『Kiko Martins』の店をリクエスト。
夫とはいつも家から歩いて行ける範囲で外食することがほとんどで、こんな素敵なレストランでの食事は久しぶりです。
天井でタコが踊るセビーチェの店
『Kiko Martins』さんは、テレビに出演したり、書籍を出版したり、レストランを7軒も経営する有名人のようです。
しかし、私はこのシェフについてはほとんど知らず。たまたま通りかかった時に、『A Cevicheria』という店名から、ロサンゼルス時代よく食べていたセビーチェを思い出し、懐かしくなり興味を持ちました。
午後1時前に到着。すでに歩道のテーブルに数組、店内にも3、4組がいました。曇りで肌寒かったので、店内のテーブルを選択。久しぶりにすべて英語で接客してもらいました。
ユニークな味が多め⁉️
ドリンクはグラスワインを、フードはシンプルなセビーチェ、キングクラブの前菜、ビーフタルタルのタコスを注文。
しかし、今日はキングクラブがなく、代わりにホタテとエビを用意しているとのことで、そちらをお願いしました。
まずは、ワインとお通し(Couvert)。ワインは普通に美味しかったです。お通しは、なかなかトリッキーでした・・・。コーンブレッド、イカ墨チップス、コーンは、単品でいただくと美味しいのですが、付け合わせのバターとソースが謎・・・。
正直、美味しいのかはわかりません💦
ビーフタルタルのタコスが1番👍
次に出てきたのがセビーチェ。一口サイズの白身魚(Croaker)に赤玉ねぎとわかめを合わせたペルー風に、スイートポテトのピューレをのせてオリジナリティーを出しています。こちらは期待通りの味でした。
夫はスイートポテトはない方がいいと言っていましたが、私はセビーチェの酸味が強いので、ちょうど良かったです。
1番美味しかったのはビーフタルタルのタコス。欲をいえば、常温くらいの方が良かったかな。シェルもお肉も私には冷たすぎました。
試作品?それとも何かの間違い?
最初に出てきた海藻バターとリコッタチーズソースで嫌な予感はあったのですが、最後の「ホタテとエビ」が衝撃の問題作でした・・・。
「Causa」というイカ墨を混ぜたマッシュポテトにホタテとエビを合わせたもので、見た目は華やかなのですが・・・。
夫がホタテがのったものを一口で頬張ると、顔を歪めました。ま、海鮮や薬味が好きではないので、よくあることです。しかし、私も食べてみると・・・なんだろう・・・このごちゃごちゃしたまとまりのない味は・・・。思わず「これは美味しいとはいえないね」と口にしてしまいました。
そして、ポテトとの相性が悪いのかと思い、今度はエビだけを食べてみると、ねっとりした食感と酸っぱさが際立ったなんともいえない不味さ・・・。何を食べても美味しいところを見つけられる私が「不味い」と思うなんて相当です。「こっちは食べない方がいい」と夫に助言。
もう一回トライしようと、ホタテを味わってみると「嫌な感じ(something unpleasant)」ばかりが口に残り・・・。
これは試作品なのか、何かの間違いではと思わざるを得ない味・・・。好き嫌いはあるのかもしれませんが、残念ながら私は嫌いでした(きっぱり)。おそらく、奇をてらいすぎたのかな・・・。
愛も感じなかったなぁ・・・
サービス面は、無難というか、特に愛は感じませんでした。
私たちは最後の一皿に口をつけた後、すばやく会計をお願いしたので、正直、感想を聞かれるだろうと予想していました。
「Sorry, we didn't like it.」というセリフも用意してたしね・・・。でも、事務的に会計を済ませ、大量に残した料理には触れられず・・・。
セレブシェフの店だし、お値段も高めなので、当然、評価は厳しくなります。ただただ残念です。
そして私たちは、すばやく気を取り直し「お口直し」の2軒目へ向かったのでした(つづく)。
A Cevicheria
総合評価: ☆☆
サービス:英語メニューあり
雰囲気:セレブシェフの店、テラス席あり
価格:€€€(一人30〜50ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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