アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【ポルトガル移住】決断から渡航まで〜こんなことしました

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ボンディーア!

 

『アズレージョな毎日〜My Everyday Portugal〜』にお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

2019年10月、夫と二人でポルトガル・リスボンへやってきました。当ブログでは、自身の経験をもとに、ポルトガル移住やリスボン生活についての情報を発信していきます。

 

まず最初に、2018年10月、ポルトガル移住を決断してからの約1年間、実際どんなことをしたのかを時系列で振り返ってみたいと思います。

 

さらに、後悔したこと、こうすれば良かった思うポイントも説明します。

 

 

2018年4月 メキシコ移住を検討→断念

 

ポルトガル移住を決断するまでの過程についても少し書きます。

 

ポルトガルに来る前は、アメリカ・カリフォルニア州在住。数年前から、早期リタイアとリタイア後の海外移住を夢見ていた矢先、2017年、夫がリモートの仕事へ転職。

 

地球上のどこに住んでも良いという条件だったので、アメリカの企業に勤めながら、より物価の安い場所に住むことで、将来の経済的安定と早期リタイアが実現できるのではと考え始めました。

 

まずは、カリフォルニアから距離も近く、ハードルの低いメキシコへの移住を検討。しかし、下見旅行で水が体に合わず、夫が体調不良となり断念しました。

 

 

2018年10月 在米ポルトガル領事館へ連絡

 

2016年に旅行して以来、ずっと気になっていたポルトガルが急浮上。

 

在サンフランシスコのポルトガル領事館へ、長期滞在希望の旨を伝えるEメールを送ると「ウェブサイト上の申請書類に記入の上、領事館とアポを取り、ビザ取得のための必要書類を提出してください」との返事。

 

メールには、ビザ取得までの細かい条件や必要書類などが書かれた要項とカバーレターが添付されており、移住可能であると確信、決断に至りました。

 

 

2018年11月〜 家族・友人に移住したいと伝える

 

家族や親しい友人らに2019年内のポルトガル移住希望の旨を伝え始めました。幸い、みな私たちの決断をよろこんでくれました。

 

同時に、不用品などの処分など、アメリカ生活のダウンサイジングを開始。

 

 

2019年2月 在リスボンの移民エージェントに連絡

 

アメリカのポルトガル移住者コミュニティーから、移民エージェントの存在を知り、時間短縮と確実性を優先するため、サービス利用を検討。

 

エージェントに連絡し、状況と希望を説明すると、夫にはD7ビザ取得、私(妻)にはビザなしで渡航、在ポルトガルの移民局(SEF)で家族ビザへ移行するのが最適とのこと。領事館からの返事やリサーチした内容と合致していたので、サービスを利用することにしました。

 

 

2019年3月〜5月 ビザ申請書類の準備

 

エージェントの指示に従い、ポルトガルの納税者番号(NIF)の取得、ポルトガルの銀行口座開設、ポルトガルでの健康保険加入手続き、収入証明や預金証明、FBIの犯罪歴など、すべてアメリカ国内で準備。

 

エージェントが5月下旬に在サンフランシスコポルトガル領事館とビザ申請のアポを取り、それに向けて書類を揃えました。

 

同時に、渡航日を7月下旬として、リスボン行きの航空券と2か月間のエアビーアンドビーを手配。

 

 

2019年5月 ポルトガル領事館でビザ申請

 

ビザ申請日の数日前、エージェントと必要書類の確認と注意事項についてのオンライン・ミーティング。 

 

アポ当日、在サンフランシスコのポルトガル領事館に、ビザ取得に必要な書類をすべて提出。ビザ発給には4〜6週間かかると言われました。

 

 

2019年6月 アメリカの持ち家を売りに出す

 

ビザ申請後、家の清掃と家財道具の処分を大幅に進め、家を売りに出しました。7月下旬の渡航に間に合うよう、7月中旬までにすべてを処分することを目標としました。

 

 

2019年7月 ビザ発給の遅延&妻の退職

 

渡航予定が近づいてもビザ発給とならず、泣く泣く航空券とリスボンでの滞在場所をキャンセル。

 

しかし、売り出し中の家に買い手がついたので、家財道具などの処分は予定通り進めました。2台ある自家用車の1台を売却。

 

妻の家族ビザに必要な書類(婚姻証明、FBI犯罪歴、復路の航空券)を準備。

 

7月下旬、妻(私)が勤務先を退職。

 

 

2019年8月 家を売却、ビザ発給される

 

8月上旬、家の売却が完了し、仮住まいへ引っ越し。8月下旬、無事ビザ発給。

 

9月下旬、夫のパスポートをポルトガル領事館へ送付。10日ほどでビザが添付されたパスポートが返送されました。

 

 

2019年10月 ポルトガル・リスボンへ

 

当初の予定より3か月遅れで渡航となりました。

 

 

今思えば・・・こうすれば良かった

 

  • 時間に融通がきくなら、費用を浮かせるため、移民エージェントを利用せず、個人で手続きすることもできたかもしれません。領事館で会ったアメリカ人ご夫婦は、すべて自分たちで手続きしたそうで、彼らも同じ時期にビザが発給され、現在はポルトガルに住んでいます。

 

  • エージェントや大使館(領事館)のいうビザ発給までの時間は当てになりません。彼らが嘘を言っているわけではなく、季節や予想外のことで状況が刻一刻と変化するということです。ビザ申請は、時間にかなり余裕を持って申請した方がいいです。特に夏季にかかると、旅行者が増えるためビザ発給が遅れる傾向にあります。 

 

  • 併せて15万円ほどのキャンセル料や変更料が発生したので、航空券や滞在場所は、確実に渡航できる日が決まってから手配すればよかったと後悔しました。 条件の良い航空券に飛びついてしまった結果ですが、今思えば、半年先のものを急いで予約する必要はまったくありませんでした。

 

 

ご不明な点、追加の質問などがありましたら、『お問い合わせ』フォームでご連絡ください。

 

 

この記事は、2019年12月現在の筆者の主観と経験に基づいており、アドバイスやコンサルティングを目的としたものではありません。

 

ポルトガル移住を希望する方の参考になれば幸いですが、ポルトガルの移民法や事務処理の仕方が変更になることが多々ありますので、都度、ご自身の責任で、ポルトガル大使館やSEF、専門家に確認することをおすすめします。