【リスボン】外国人が住むのに人気のエリアは?
ボア・タルドゥ!
今週のリスボンは、気温が25度前後まで下り、ずいぶん過ごしやすかったです。
お天気が良いこともあって、街の様子は平時に戻りつつあります。マスク着用率も低下・・・。しかも、私見てしまったんです。果物屋とパン屋の店員がくしゃみをする時マスクを外すのを!きっとマスクを汚したくないんだろうけど、それじゃマスクしてる意味ないし・・・💦
さて、気を取り直して、今回はリスボンのエリアについて紹介したいと思います。
リスボンは、24の「Freguesia(英訳:Civil Parish、日本語訳:行政教区)」に分かれています。日本の都市の区に匹敵するものと理解しています。
ノマドグループでアンケートを実施
Facebookの『Lisbon Digital Nomads(リスボン・デジタル・ノマド)』というグループ内でアンケートを実施し、人気の「行政教区(Neighbourhood=界隈)」を調査するという記事がありました(↓)
将来、リスボンでアパートを借りたい人、不動産を購入する人、旅行などでホテルなどを探している人などの参考にしてもらうためとのこと。
アンケートは、上記のグループを含む200人以上の外国人に答えてもらったそうです。各行政教区についての質問に、ポジティブな回答には2点、ややポジティブには1点、ネガティブなものには−1点、意見なしには0点を加算する得点方式で人気の区を特定しています。
リスボンで人気の行政教区〜結果
以下がアンケートの集計結果です(区名+獲得ポイント数)。
- Estrela 308
- Campo de Ourique 215
- Santo António 213
- Arroios 200
- Misericórdia 190
- Avenidas Novas 166
- Alcântara 157
- Belém 146
- Santa Maria Maior 145
- São Vicente 136
- Areeiro 123
- Penha de França 66
- Ajuda 37
- Beato -20
- Marvila -47
濃紺が最も人気で、色が薄くなりクリーム色に近くにつれ不人気(↓)
一番人気のエストレラ(Estrela)ってどこ?
最高ポイントを獲得した「エストレラ(Estrela)」は、歴史地区の西南部に位置し、北は「カンポ・オウリケ(Campo Ourique)」、西は「アルカンタラ(Alcântara)」、東は「ミゼリコルディア(Misericórdia)」に取り囲まれています。
周りの行政教区にも見所がたくさんなので、車を持たないノマドにとっては確かに便利なエリアかもしれません。
カンポ・オウリケにはトラム28番線で(↓)
アルカンタラは若者の街!?(↓)
ミゼリコルディアはいわゆる観光の中心(↓)
エストレラには何があるの?
エストレラは、「リスボンの中心に近いけど、静か」、「美しい建物や公園が多い」、「歴史とコンテンポラリーの融合」、「外国人と地元の人のバランスがちょうどいい」、「お洒落なカフェがある」など理由で人気を集めました。
ポルトガル共和国議会が設置されている「サン・ベント宮殿」や「エストレラ大聖堂」は、リスボンを代表する美しい建築物です。
人形博物館があるのものここ(↓)
また、イギリス、フランス、カナダ、中国など、多数の大使館があり、小洒落た店やカフェも多い印象です。
家賃は、1ベッドルームで700〜1,000ユーロ、2ベットルームで900〜1,300ユーロ程度の物件が多いようです(2020年6月現在)。
メトロは通っていないので、シアードなど中心部へはバスやトラムで20分程度。歩くと30分程度です。
地元の人たちとは感覚が違う!?
今回の調査では、デジタル・ノマドと呼ばれる身軽なライフスタイルの人たちが主な対象者だったため、夫婦+子供の家族や地元の人たちとは、住む場所選びの基準が違うと記事では指摘しています。
ローカルのポルトガル人にとっては、「ベンフィカ(Benfica)」や、テージョ川沿いの再開発地区である「パルケ・ダス・ナソエンス(Parque das Nações)」などが、住みたい場所に挙げられるが、外国人には決して選ばれないだろうとのこと。
確かに、せっかくリスボンに住むなら、できるだけポルトガルらしい場所を選ぶのが外国人的感覚かもしれません。
テージョ川沿いの再開発地区である「パルケ・ダス・ナソエンス(↓)