【ポルトガル移住】非常事態宣言につき移民局(SEF)が業務停止
ボン・ディーア!
リスボン外出自粛生活22日目。
移民サービスを依頼しているエージェントから連絡がありました。
ニュース等で、ポルトガルの移民局( Serviço de Estrangeiros e Fronteiras)、通称『SEF』のオフィスが閉まっていることは知っていました。私は、本来であれば、今月下旬に、SEFで居住(滞在)許可を申請する予定です。その件についてのアップデートでした。
夫婦のポルトガルでのステイタス
エージェントからのアップデートの内容をお知らせする前に、2020年4月現在の私たち夫婦のポルトガルでの状況を説明しておきます。
夫
2019年8月 D7(退職者、給与以外の収入生活者向け)ビザを取得
2019年10月 ポルトガル・リスボンへ渡航
2019年11月 SEFで居住(滞在)許可証を申請→約10日後、1年間有効の居住者カード(Título de Residencia)を受領
SEFでの居住(滞在)許可証申請についての記事(↓)
妻(私)
2019年10月 夫とともにポルトガル・リスボンへ
2019年11月 居住者カード保持者の家族として居住許可証を申請するため、SEFに予約を入れる→SEFと予約が取れた時点で、合法的にポルトガル滞在が可能
2020年6月追記
無事にSEFでの手続きが完了し、滞在許可がもらえました!
2020年4月現在、ポルトガルでの移民措置
ポルトガル政府は、少なくても7月1日までは、すべての移民を居住者として扱うと発表しました。
立場が危うい私たち外国人(移民希望者)にとっては、合法的にポルトガル国内に居られ、社会保障などの権利が守られることは大きな安心材料です。
ポルトガルにとっても、不要な移動やパニックを避け、ウイルスの拡散を抑えるのに賢明な判断だと思います。
4月2日現在、4月下旬の予約は有効
エージェントからのメールの内容は要約すると以下になります。
- 政府の非常事態宣言により4月17日まで、ポルトガル国内すべてのSEFオフィスでの予約が履行できない状態である
- あなたの予約は、4月17日以降であるため現在のところ有効だが、今後、非常事態宣言の期間が延長された場合、その予約はキャンセル・延期される可能性が高い
- 今後の動向に注視して、何か変更があればまた連絡する
- 念のため、再度、居住許可申請に必要な書類を確認しておいて欲しい
このメールを見て、逆に驚きました。ポルトガル全土のSEFの機能が停止しているので、私の予約はすでに無効になったと思い込んでいたのです。
現状では、ポルトガル政府は、新型コロナウイルスの感染のピークが5月下旬と予想しているため、厳戒態勢はまだまだ続くことが予想され、おそらく私の予約は延期になる可能性が高いでしょう。
もちろん、早く居住許可が下りるに越したことはありませんが、外国人の権利を尊重してくれるポルトガル政府と、事務手続きをサポートくれるエージェントのおかげで、この国で酷い扱いを受けることはないだろうという信頼と安心感があります。
私たちが利用している移民サービスについての記事(↓)
家族スポンサーの居住許可に必要な書類
私が居住許可申請のためにSEFに提出するのは以下。SEFには、スポンサーである夫も同行する必要があります。
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SEFからの予約通知(Notificações de Agendamento)
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入国スタンプのある有効なパスポート
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スポンサー(私の場合は夫)のパスポートと居住カード(Título de Residencia)
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スポンサーの収入証明(年間8,000ユーロ以上が望ましい)
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賃貸契約書とその登録証または家賃の領収書
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納税者番号 NIF(Número de Identificação Fiscal)
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ポルトガル国内で有効な健康保険証券と保険カード
この先、どうなるかわからないことばかりですが、何か動きがあったら、このブログでシェアしたいと思います。
ご不明な点、追加の質問などがありましたら、『お問い合わせ』フォームでご連絡ください。
この記事は、2020年4月現在の個人の経験に基づいており、アドバイスやコンサルティングを目的としたものではありません。
ポルトガル移住を希望する方の参考になれば幸いですが、ポルトガルの移民法や事務処理の仕方が変更になることも多々ありますので、都度、ご自身の責任で、ポルトガル大使館やSEF、専門家に確認することをおすすめします。