【ポルトガル】ローカル・レストランでテイクアウトしてみました
ボア・タルドゥ!
リスボン外出自粛生活11日目。今日は、先週お休みしたポルトガル語のクラスをオンラインで再開しました。久しぶりにポルトガル語で会話できて楽しかったです。
さらに、10日間自炊を続けてきましたが、今日はよく行くレストランへ様子を見に行くことにしました。
ポルトガルでは、現在、日用品を売る店と薬局以外は休業しなければならず、レストランはテイクアウトでしか食べ物を提供できないことになっています。
馴染みのおじさんの店は、早々に休業を決めたことをFacebookで告知していましたが、もう一軒のよく行く店はどうしているかずっと心配でした。もし営業しているなら、少しでも売り上げに貢献したいという気持ちと、不必要な外出は避けるべきなのではという葛藤がありましたが、今日、思い切って様子を見に行くことにしました。
「元気だよ」の声を聞いてほっ
私たちの馴染みの店は、どちらも以前住んでいた短期アパートの近くで、現在のアパートから徒歩10分程度と遠くはないのですが、心臓破りの坂や階段を上らなくてなりません。
住宅街で周りにはスーパーマーケットもなく、ついでに・・・が難しい場所なので、昨日までは迷いつつも行かずじまいでした。しかし、今日は、夫がどうしても、店をサポートしたいと言い出し決行しました。
今日も街はいつもと変わらない様子です。空は青いし、気づけば、桜の花が葉っぱに変わりつつあります。
大好きな唐揚げをオーダー
店の前に着くと、案の定、閉まってる・・・。念のため、反対側に回ってみると、裏口から店のお兄さんが顔を出していました。
「Olá boa tarde! Tudo bem?(こんにちは、お元気ですか?)」と声をかけると、「Tudo bem!(元気だよ)」といつもの笑顔。なんか、ほっとしました。どうやら、昼から夕方まで、テイクアウトのみで営業しているようです。
お兄さんは外に出てきて、十分な距離は取りつつ、どんな料理を用意できるか口頭で教えてくれました。1回目、聞き取れず、「もう1回ゆっくり話してください」とポルトガル語で何度も伝えるも、わかってもらえず、「英語でいいよ」って言われちゃいました。あとで「すごく一生懸命聴いてくれてたね〜」と夫。ポルトガル語ちゃんと勉強しなきゃ!
そんなこんなで、夫は大好きな鳥の唐揚げ(Frango Frito)、私はステーキ(Picanha)をオーダーしました。
いつもならお給仕してくれるおばちゃんが、夫の好物と知ってか「今日、唐揚げあるよ!」って教えてくれるのに、彼女の姿はなく・・・やっぱり寂しいです。
交通事故には気をつけて
料理ができるのを待っている間、歌いながら犬の散歩をしているおじさんがいて、笑顔をもらいました。気分が落ち込んだら歌うのもいいかも・・・。
しばらくすると、大きなブレーキ音がして、バッグで公道に出ようとした車に走ってきた車がぶつかりそうに!!!運転していたのは両方とも結構な高齢者です・・・。
一台はそのまま去りましたが、バックしていた車は大丈夫かな・・・と思っていると、どこからともなく男性が現れ、公道の安全を確認して「オーライ、オーライ」と誘導してあげてました。
「良かった&ありがとう」の気持ちで、男性へ向かって親指を立てる👍と、「コロナに気をつけてるのに、交通事故に遭ったらシャレにならんよね」と笑っていました。
久々の美味しいランチ
結局、食べ物の準備ができるまで30分以上!でも、こんな時なので、レストランのごはんが食べられると思えば苦になりませんでした。
家に戻り、早速いただきました。ピカニャ(ステーキ)とビーンズ、最高に美味しかった!少しはお店に貢献できたし、気持ちの良い人たちの姿も見れたし、思い切って良かったです。