アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【ポルトガル移住】海外生活を始める前に考えるべきこと(後編)

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ボア・タルドゥ!

 

今朝、アメリカからマレーシアに移住した友人夫婦とオンラインで話しました。漠然とアメリカに永住するんだろうな・・・と思っていた私たちに、「日本ではない第三国への移住もありかも」というアイデアをくれた方々です。

 

旦那さんの希望でマレーシアに引っ越したものの、最初の8か月間、知り合いもおらず、勝手もわからず奥様は泣いて暮らしていたそう・・・。しかし、友達ができ、新しい趣味と仕事が見つかってから、生活が一変。今はとてもしあわせそうでした。

 

 

経験者から移住希望者へのアドバイス 

 

先日の記事で、2007年、ポルトガルへ移住したイギリス人が書いた「ポルトガルへ引っ越す前に考慮すべきこと24」という記事と私の見解を紹介しました(↓)

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今回は後半の12項目です。

 

ポルトガルのみならず、将来、海外移住(もしかしたら国内移住も)を考えている方の参考にもなると思います。

 

「ポルトガルへ引っ越す前に考慮すべきこと24」(↓)

juliedawnfox.com

 

 

13. 理想の住む場所はどんなところ?

 

「ポルトガルは小さな国ですが、住む場所によって天候も環境もまったく異なります。どんなライフスタイルを送りたいのか、どんな場所が理想なのかをじっくり考えて、実際さまざまな場所で過ごしてみることをおすすめします。」

 

私たちにとっては、国際色豊かな食や環境、文化やイベントなどが重要なので、現在のところ、リスボンのような都市での暮らしが合っていると感じています。

 

現在住んでいるリスボンのエリアについて(↓)

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14. 歳をとった後のことは考えてる?

 

「もし、永住を見据えての移住の場合、高齢になっても同じ場所に住み続けることはできますか?例えば、医療サービスへのアクセスは良いか、運転しなくても買い物はできるかなど、状況の変化についても考慮しておいた方が安心です。」

 

私たちは、現在リスボンの比較的中心部に住んでいますが、5年後、10年後、リスボンにいたいのか、他の街へ引っ越したいのか、まだわかりません。はたまた違う国へ行く可能性もなきにしもあらず・・・。どう転んでも身軽に移動できるように、現在は家具付きのアパートに住み、あまり物は増やさないようにしています。

 

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15. 小さな村で暮らすのは?

 

「都会の忙しない生活に疲れたなら、小さな村で自給自足も悪くないかもしれません。素朴な生活に向いている人はいるし、過疎化の進んだコミュニティーはきっとあなたを歓迎してくれるでしょう。」

 

パンデミックで家にいる時間が長く、ストレスのせいか、自然に囲まれて人の少ない地域に住むことを想像してみることはあります。でも、しばらくはリスボンでいいかな・・・。

 

これまで訪れたポルトガルの街(↓) 

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16. 車の運転は?

 

「ポルトガルで車の運転はできますか、したいですか?左走行から右走行に慣れるのには少し練習が必要かもしれません。もし、運転はできない、したくないなら、都市部に住むことをおすすめします。小さな田舎町では車は必須。また、ポルトガルでは、マニュアル車が主流ということも覚えておいてください。」

 

アメリカ生活で嫌と言うほど運転し、交通渋滞に苦しんだので、ポルトガルでは車を持たず、公共交通機関を利用しています。リスボン地区は、地下鉄、バス、電車が全域を網羅しており便利。しかし、レジャーで運転できたらいいなと思うことはあります。旅行者は国際免許証で運転できますが、居住者はポルトガルの運転免許証が必要です。

 

公共交通機関について(↓) 

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17. どんな天候を望んでる?

 

「“ポルトガルは年間300日青空!”と旅行雑誌が謳っていますが、雨が多い時期については触れられていません。2週間以上雨が続き、家の中にカビが生えることも。海岸線には毎年嵐がくるし、アレンテージョなどの内陸部では夏40度を超えることもあります。」

 

ポルトも素敵だし、ポルトガル北部の人はフレンドリーと聞くので、興味がありましたが、冬は寒く、雨も多いので、リスボンを選びました。

 

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18. 暖房について考えたことある?

 

「温暖な気候のポルガルでは、家の断熱はそれほどしっかりしておらず、家の中より外の方が暖かいと感じることもしばしば。ヒーターをつけても家で帽子をかぶったり、手袋をしていることもあります。家に備え付けのヒーターだけでは足りないこともあるので、小型のヒーターを使ったり、対策が必要です。」

 

ポルトガルの冬は、少し厄介です。現在のアパートにはエアコンがあるので、それほど寒くなることはありませんが、気密性や断熱性が低いため、寒い時期は電気代が2倍に跳ね上がりました。暖房や日当たりは、家探しの上での重要チェックポイントです。

 

冬の寒さについて(↓) 

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19. 家を購入したい?

 

「慌てて不動産を購入するのは決して賢明とは言えません。特に都市部以外の不動産市場にはあまり動きがないので、売却するのが大変になるかも。少なくても1〜2年は賃貸しながら、ポルトガルでの生活があなたに合っているか確認することをおすすめします。」

 

私たちも今のところ、不動産を購入する予定はありません。将来的に、長く住みたいと思える場所が見つかったら可能性はなくはないと思います。

 

 不動産について(↓)

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20. 家の修繕については?

 

「古い建物を購入して自分たちで理想の家を造る夢を持っている人は多いでしょう。しかし、ポルトガルで信頼できる業者を見つけるのは困難で、かつかなりの時間がかかることは覚悟しなければなりません。」

 

大工仕事が得意なアメリカ人移住者が家の修繕プロジェクトをYouTubeでシェアしています(↓)


See Our Renovated Portugal Villa - Our Master Bedroom/Garden Oasis! (We Retired Early to Portugal)

 

 

21. 家財道具はどれだけ持ってくる?

 

「ポルトガルへ家財道具を輸送するのは、税関で足止めされたり、輸送中に破損したりと想像以上のストレス。できるかぎり荷物を減らして、本当に必要なもの、特別なものだけを持ってくることをおすすめします。」

 

私たちにとってポルトガル移住はアメリカ生活の断捨離という意味合いもあったので、私はトランク2つにリュック、夫はトランク1つとテニスバッグにリュックのみ。別便で送ることも一切しませんでした。

 

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22. 移住後、家族とのやりとりは?

 

今の時代は、インターネットやSNSがあるので、遠く離れていても家族や友人と連絡がとりやすいですね。住む場所が決まったら、安定したオンライン環境を整えるのは必須。そして、旅立つ前に、年配の家族や親戚にSNSやメッセージアプリの使い方を教えることもお忘れなく。」

 

私は、アメリカに住む両親とはEメールまたはインターネット電話で連絡をとっています。

 

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23. 里帰りはどのくらいしたい?

 

「かわいい孫や子供たちと離れて暮らすのはさみしい・・・。また高齢の親御さんがいる場合は心配でしょう。どれくらいの間隔で里帰りしたいのか、また急に帰らなければならないケースがあるのか、あらかじめ時間や旅費を年間の予算に入れておくと安心です。」

 

私は漠然と1、2年に一度両親に会いに行けたらなと思っていました。コロナ禍の今は、いつ行けるかわからない状況です。

 

 

24. 家族が訪ねてきたら?

 

「家族や友人たちがあなたを訪ねてくることもあるでしょう。彼らにとってはバケーションですが、一緒に外食したり、観光したりで、通常の生活費を大幅にオーバーする可能性大。また、有給休暇の調整など、時間をどのように使うかも考えておいた方がいいかもしれません。」

 

家族や友人が訪ねてきてくれるのはうれしいし、ポルトガルの暮らしを見てもらいたい・・・。 2020年は残念ながらポルトガル旅行をキャンセルせざるをえなかった友人がいます。家族はできれば来年来たいと言っているけれど、どうなることやら・・・。

 

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