アズレージョな毎日

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【リスボン】ポルトガルで健康診断を受けてみた

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ボン・ディーア!

 

ジャカランダがきれいな季節になりました。毎日、晴天で、暑くも寒くもない、ちょうどいい天候です。

 

先週、病院やクリニックを訪れる機会が訳あって三度重なりました。当たり前ですが、医療機関ごとに全然違うんだな・・・と実感。

 

新しく大きな総合病院では、医師はもちろん、受付、看護師、スタッフのほとんどが英語対応するのに対し、こじんまりした一般病院では、医師以外は全員ポルトガル語のみ。友人は「それが普通だよ」って言ってました。外国人が多いなど、ロケーションやニーズの違いも反映されているのだと思います。

 

そして、この度、ポルトガルで初の健康診断を受けました。2019年、カリフォルニアを旅立つ前に受けた以来なので約2年ぶりです。

 

 

保険会社の無料キャンペーンで

 

ポルトガルに来て数か月でパンデミックとなり、健康体だし、今あえて健康診断する必要はないと思っていました。しかし、加入している医療保険会社(Médis)から、9月30日まで健康診断無料キャンペーン中というお知らせが届いたので、利用してみることにしました。

 

予約受付用の番号に電話すると、私のポルトガル語がおぼつかないことを考慮し、メールでのやりとりに切り替えてくれました。そのやりとりでわかったのは、『Atalanticare』という系列の病院とのタイアップ企画だったこと。

 

保険のネットワーク内から選べるかと思いきや、最寄りの『Clínica Atlanticare Lisboa』で予約を取ることとなりました。

 

ちなみに実費だと120ユーロと書いてありました。

 

 

すべてポルトガル語〜〜〜

 

予約時間の5分ほど前にクリニックに到着。外観の写真を撮り、中へ入ると、入り口付近で予約の確認をされ、検温がありました。

 

すると、1人の女性がやってきて、「外で写真撮ってたでしょ。何の目的で撮影したの?撮影は禁止なのよ。すぐに消してちょうだい」的なことを言いました。素直に「知りませんでした。すみません、今消しますね」と、消去すると「わかってくれればいいのよ、気にしないで」と、怖い人ではなさそう。

 

番号札をもらい、2階へ上がるよう指示され、椅子に座って待っていると、ほどなく私の番号がモニターに点滅したので指定の窓口へ。すると、まず「コロナ(Covid-19)」についてのアンケート用紙を渡され、記入。次に、NIF番号、携帯番号、誕生日、その情報が間違いないとのサインを別の用紙に書くように指示されました。

 

ちょっと驚いたのは、入館してから受付完了まで、誰一人英語を一言も話さなかったこと。そして各用紙もポルトガル語のみ。このコテコテのアジア人を目の前にして、特別扱いはなしのスパルタです。でも、勉強になるし、逆にうれしい・・・。そして、何となく普通にこなせている自分をほめてあげたい。知らず知らずのうちに、私成長してるわ〜。

 

 

採血、レントゲン、問診・・・

 

受付であれって思ったことがもうひとつ。私、身分証明書も保険カードも提示してない・・・。予約時に、保険の情報を渡してはいるけど、本人確認大丈夫?

 

ま、いっかと、座って待っているとすぐに、採血のお部屋へ。ちょっとここからは・・・と怖気付き、伝家の宝刀「Fala Inglês?(英語話しますか?)」を繰り出すも、「Não(いいえ)」と一蹴。もう、がんばるしかないと覚悟を決めました。

 

でも、やることは決まってるし、採血、採尿、レントゲンと、ほぼ問題ありませんでした。

 

院内には、それなりに患者さんがいたのにかかわらず、その間、ほぼ待ち時間なしで名前を呼ばれ、次々と進行したのがすごいです。

 

そして、医師が待合室に患者を迎えにくるのも新鮮な衝撃でした。

 

 

レアキャラみっけ!?

 

こちらの病院では、各科(内科、婦人科、心臓科など)の真ん中にあるホールに窓口と待合スペースがあり、そこに各科の医師が来て、窓口から患者のファイルを受け取り、名前を呼び、自分の診察室へ連れて行きます。

 

若い男性の医師が他の人の名前を呼ぶも近くにおらず、すぐに私の番が回ってきました。私の顔を見るなり、彼の目が光ったように感じました。診察室へ案内され、問診開始。最初の質問は「ポルトガル語で大丈夫かな?英語の方がいい?」。それまでポルトガル語で頑張ってきましたが、問診は重要と思い英語にしていただきました。

 

そこから、私自身と家族の病歴、現在の生活習慣などを訊かれ、「ポルトガルで働いてるの?」という質問から自ずと日本出身でアメリカに住んでいたことに話が及びました。私が日本人だと知ると、先生の目の興奮がいっそう強くなり、「君は初めて会う日本人だよ!」って!

 

そこからは、「僕は日産リーフに乗ってるんだ」、「日本のどこ出身?」、「日本人は寿司をよく食べるから、生魚にいるバクテリアや醤油の塩分に気をつけないと」などなど、日本ネタが多くなり・・・めっちゃ、私、レアキャラなのね〜と苦笑。血圧を測り、心臓と肺の音も聴いてくれ、特に心配する事項はないとの診断を受けました。

 

かなり丁寧に問診してくれたので、「リスボンに来てから健康的になった、痩せた」と言うと、体重を計かることになり、「アメリカにいた頃より4、5キロ減ってる」と口を滑らせると、その前に食べ過ぎで時々胃が痛くなるという情報とあわせて、「ほぼ問題ないとは思うけど、潰瘍があるかもしれないから、念のため胃カメラをした方がいい」と助言されました(汗)。

 

 

1時間半以内に終了

 

問診が終わると、心電図を撮り、窓口に呼ばれ、「すべて終わったので帰っていいですよ」って。無料なので支払いはなし。検査結果はどうやってもらうのかも訊かずに帰ってきてしまいました。

 

道路に面した普通のビルの1、2階のみなので、施設自体は大きくありませんが、結構混み合っていたわりに、待ち時間もなく、なんかすべてが手際よく進み、滞在時間は1時間半弱でした。その効率の良さはポルトガルじゃないみたい・・・。

 

さて、結果はどのようにいつやってくるのでしょうか・・・。

 

(追記)

検査結果は1か月以上後に、Eメールで送られてきました。

 

 

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