アズレージョな毎日

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【ポルトガル移住】アパートの水漏れ問題に悩まされる日々

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ボア・タルドゥ!

 

ここ数週間、家がゴタゴタしており落ち着きません。思い起こせば、昨年の今頃は、ベッドバグに悩まされておりました。そして、今年はアパートの水漏れ問題。毎年3月は鬼門なのかも・・・?

 

この話をすると、ポルトガル語の先生は「Não há duas sem três.(3がない2はない→二度あることは三度ある)」、友人は「Um mal nunca vem só.(悪いことは単独ではこない→悪いことは立て続けに起きる)」というポルトガル語の慣用句を教えてくれました😅 ちょっとネガティブなポルトガル人、嫌いじゃないです・・・。

 

ストレスが溜まる状況をポジティブに変換するにも、引っ越しの際の家選びの参考にするためにも、将来笑い話にするためにも、詳細を書き残しておこうと思います。

 

 

ポルトガルのゆるさを時系列にしてみた 

 

詳細をつらつらと書く前に、わかりやすいように問題発覚から3月4日現在までを簡単に時系列でまとめます。

 

12月上旬、真下の住人からバスルームの天井から水が垂れてきたとうちの大家さんに苦情が入る

翌日、保険会社の人が様子を見にくる(所要時間:30分程度)

翌週、配管業者が水漏れのある部屋とうちのバスルームを調査しにくる(下の部屋と行ったり来たりで1時間程度)

さらに翌週、配管業者が再度、調査にくる(30分程度)

12月末、保険会社が再度、調査にくるはずが下の住人が留守で2021年に持ち越し

年明け早々、配管業者がくるはずが予定の時間に現れず、遅れるとの連絡後、結局キャンセル

1月中旬、配管業者が再調査の結果、問題はうちではなくさらに上の階にあるとの結論(10分程度)

それから1か月後の2月中旬、下の部屋の水漏れが未解決なので、再度調査員がくるが、うちには問題がない様子(5分程度)

2月中旬、ビルの管理人が依頼した別の業者が小型カメラを配管に通して調査、結果、うちの便器付近の配管に亀裂を発見する(2時間程度)

 

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問題発覚から2か月以上経って初めてハイテク機器登場!1時間半以上かけて何も見つからなかったのに、突然もう一人やってきて「亀裂があった」って・・・え、急に!?

 

翌週から修理作業開始

  • 1日目(金曜日):上記の調査結果をもとに、便器横の壁に穴を開け、配管を確認するも亀裂なし→床を掘り、配管をたどるも亀裂は見つからず(11時〜15時すぎまで作業)
  • 2日目(土曜日):さらに床を掘りすすめ、配管を確認するも問題箇所は見つからず(9時半〜11時すぎまで作業)→これ以上やっても意味がないと作業中止、調査結果が間違っていたという結論になる

 

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ここのパイプに問題ありとのことで、2時間で修理可能とのことだったんですが・・・

 

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取り外された便器がキッチンへ。シュールだわ・・・

 

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ここからは金塊探しのように掘り続けます・・・

 

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結局何も見つからず作業中止。便器が半分浮いてるので不安定。でもトイレが使えるのはありがたい・・・

 

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2日目も不毛な闘いが続く・・・

 

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家のが使えないのでメルカドのトイレを借りました。いつものパン屋さんに長い行列が!週末は混んでるんだな・・・そしてきれいなワンちゃん・・・

 

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カメラの調査結果は何だったの⁉️ 2日目も何も見つからず・・・😭 

 

3月に入り、仕切り直し

  • 翌火曜日:仕切り直しの調査(色のついた薬品を注入し亀裂を確実に特定できるとのこと)、どうやら問題はシンクの下の配管だったとの報告
  • 水曜日:配管工がシンクの下を掘り始める→またもや配管に問題が見つからない(8時半〜15時半)→うちのバスルームに問題はないと結論に達したらしい・・・
  • 木曜日:業者が来て、とりあえず、床や壁に開いた穴を埋める(9時〜11時)

 

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火曜日、1日中作業が続くだろうと大家さんがホテルを用意してくれました。久しぶりにバスタブに浸かりリラックス・・・

 

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水曜日、今度こそとシンクの下を掘ります

 

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そしてやっぱり何の問題も発見できず・・・

 

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掘り出した瓦礫はこういうところへ行くんだろうな。運ぶだけでも大変そう

 

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3日間かけて掘った穴は結局すべて埋められました・・・(3月4日、現在)

 

これからの予定:うちの隣、上、下の部屋を含め、来週以降、再調査するらしい・・・が、いまだ解決の兆し見えず

 

 

レアケースだとは思いますが・・・

 

昨年12月頭に問題が明るみに出てから、早3か月。これまで、3〜4組の調査員や配管工が来て、1組以外は「問題はここではない」と言ってたのに、急展開した結果がこれ???問題は一向に解決しないまま、うちのバスルームが無残な姿になるという残念な現状です。 

 

下と上の部屋では水漏れが続いていると思われ、私は実際見ていませんが、大家さんは「気の毒だ・・・」と言っていたので、ひどい状態なのだと思います。水は上から下に流れるものなので、うちが原因と考えるのが自然・・・。じゃあ上の部屋の水漏れはどこから?

 

大家さんは「配管の小さな亀裂から漏れた水が長い年月かけてちょっとずつ溜まり、それがいろんな場所から漏れ出したのではないか・・・」と言ってます。そうだとすると、問題箇所の特定は至難の技・・・。

 

ここは、築100年以上の建物を10年程前に全改築・改装したそうで、この話をすると「リスボンは古いから・・・(しょうがない的なニュアンス)」とみな口を揃えます。

 

ある意味、良い勉強になりました。レアケースとはいえ、こんなこともあるんだなと。

 

 

早く解決してほしい・・・

 

リスボンの家事情・・・いろいろあります。配管が土の中に埋まっているのにびっくりました。そして、掘り起こすには基本、手でトンカチするんです。ドリルなどを使うと、パイプを破損させる危険があるそうで・・・。大変だぁ!

 

ここのところ、大家さんや業者の人たちがひっきりなしに出入りしているため、ゆっくりできずストレスは溜まってます。

 

しかしながら、自由な空間、暖かい家、トイレ、きれいな水など、普段当たり前にあるもののありがたさも実感できました。

 

また、大家さん夫婦が本当にいい人たちで良かった・・・。私たちの気持ちも察してくれ、気を利かせたり、対処してくれるのがありがたいです。それにしても、保険は費用全額カバーするのか、他の住人の協力・理解は得られるかなど、うちの大家さんが一番つらいと思うんですよね。

 

それゆえ、このミステリーのような、パズルのような先の見えない「水漏れ問題」が早く解決してほしいです!

 

 

追記

 

4月、また別の調査員が来て、出した結果がなんと、「シャワー室の立て付けが悪く、壁の隙間から水が下に漏れている」でした。

 

その後、隙間をシールし直し、水漏れはなくなりました・・・。あっけない結末。

 

教訓:基本を見落とさないように!

 

 

ベッドバグ問題について(↓)

www.myeverydayportugal.com

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