【リスボン】ゴミが回収されるのは夜 ⁉️
ボン・ディーア!
1月に入りポルトガルの感染状況が芳しくありません。そのため、ご心配のメッセージをいただくことが増えました。現在は、義務教育機関や大学も閉鎖となり、かなり厳しい状態だと思います。
しかし、少なくても私が見ているポルトガルの人たちはまじめに必死に暮らしています。行政機関はわかりやすいイラスト付きのガイドラインを提供しており、ありがたいことに街は平穏で落ち着いています。何より、昼夜問わず勤務している医療従事者のみなさん、私たちの日常を守っているエッセンシャルワーカーのみなさんに感謝です。
今はこの国の力を信じて、嵐が去るのを待ちたいと思います。
さて・・・今のアパートに引っ越してきて1年以上経ち、やっとわかってきたことがあります。それはゴミ回収のルール。日本だと、ゴミ収集車って午前中にやってくるイメージじゃないですか?例えば、燃えるゴミの日が月曜日なら、月曜の朝にゴミを出す・・・ですよね!?
普通ごみの日は月・水・金のはずなのに・・・
私たちが住むアパートの玄関ロビーに、ゴミ回収用のコンテナ(contentores)3種類(冒頭の写真に写っている縦長のもの)が並んでいます。グレーが普通ごみ、黄色がプラスチック、青が紙類。そして、壁にそれぞれの回収日が貼ってあり、普通ごみが回収されるのは、月・水・金。回収日に、コンテナをアパート前の歩道に出しておくと、中のごみを回収してもらえます。
ここまでは、以前住んでいたカリフォルニアと一緒。問題は、何時にコンテナを外に出すか・・・。カリフォルニアでは朝でした。朝出しておくと、日中、回収車がきて、夕方、空になったコンテナーを各家が取り込みます。
しかし、今住んでいるエリアでは、どこも回収日にコンテナを外に出さないんです。なのに、アパートのコンテナはいつの間にか空になっている・・・。もしくは、回収日とは違う日に、空のコンテナが外にあるのを見かける・・・。
ずっと、「一体どういうこと⁉️」って思ってました。
コミュニティーのごみ収集ポイント
回収日や回収方法があやふやでも、特に困ることはありませんでした。週に1度、アパートの玄関付近や階段などを専門業者が掃除してくれ、コンテナの中や周りも清潔に保たれていました。
もし、ごみを捨てたいタイミングでアパートのコンテナがいっぱいだとしても、数百メートル先には、コミュニティーのごみ収集ポイント(ecoponto subterrâneo)があり、そこに持っていけばいつでも捨てられるのです。
うちのアパートには、ビン類用の緑のコンテナがないので、いずれにせよ収集ポイントまで持っていかなければなりません。
この収集ポイントが優れもので、蓋を開けて地下に埋め込まれた大きなごみ箱に投げ入れるため、地上からはごみが見えませんが、いっぱいになるとセンサーでわかるようになっているとのこと。時々、大きなトラックが回収に来ているのを見かけます。
夜中にゴーッという騒音
私は眠りが深い方なのですが、就寝中、時々、「ゴーッ、ガラガラ」という騒音が徐々に近づいて来ては通り過ぎることに気がつきました。
翌朝窓から外を見ると、きまってどのアパートの前にもコンテナが出ています。中を確認すると空になってる・・・。まさかの、ごみの回収は夜間行われていたんですね・・・。
大家さんに確認すると、各コンテナは、回収日の夜7時以降に外に出し、ゴミ回収後の翌朝10時までに片付けるというルールだそうです。その後、リスボン市や教区のウェブサイトなどをチェックしたのですが、そのルールが記載されているのは見つからず・・・。
しかし、やっと回収日の謎が解け、すっきりしました。
アパートのゴミ問題発生
そうこうするうちに、1か月ほど前、アパートのごみ問題が発生。リスボンに来て初めての、いわば近所トラブルです。
玄関ロビーにあるコンテナがいっぱいなのに、その周りにゴミを捨てる輩が現れ始めたのです。私は「1分歩いてコミュニティーの収集ポイントに捨てに行けばいいのに💢」と、内心イライラしながら状況を見守っていたのですが、うちの大家さんの目に留まり、「このままだとコンテナ撤去します。各自収集ポイントへ持ってってください」という事態に・・・。
結局、長年このアパートに住んでいる方がボランティアで、ごみ捨て&コンテナ出しのルールを書いた紙を配りながら、各部屋の住人に説明してくれ、現状維持となりました。
しかし、今だにコンテナがいっぱいなのに無理矢理入れて蓋が閉まっていないことがあります。冬だからまだいいけど、夏だったら臭いとか虫とか大変だよ・・・。 住人が入れ替わった後なので、正直、新入りさんを疑ってます。
コンテナの出し入れも特定の人に頼らず、気付いたらみなさん自発的にやるように言われたので、回収時間がはっきりした今は、自信を持って、時々、コンテナを出し入れしています。
その他、リスボン生活について(↓)