アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【ポルトガル移住】あえてデメリットをあげるなら・・・

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ボア・タルドゥ!

 

先日、アントニオとルイシュという二人がやっていた思い出のレストランがなくなってしまい、お別れもできず悲しいという記事を書きました(↓)。

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実は続報があります。

 

数日後、パンを買いに出かけると、向こうからルイシュみたいな人が歩いてきたのです。悲しすぎて、私、ついに幻覚まで見るようになってしまったのかも・・・。そう思いながらも、ガン見していると、通りすがりに「オラ、ボンディーア!」と声をかけられました。

 

ルイシュでした!「Tudo bem?」と訊くと、「Tudo bem!」と元気そうでした。「レストラン閉めちゃったんだよ」、「知ってるよ。すごく悲しい。なんで???」。いろいろ説明してくれましたが、「続けるのが難しい」ってことしかわかりませんでした。

 

さらに、英語で「この辺住んでるの?」、「ご近所さんだね」って。びっくりしすぎて、アントニオのこと訊くの忘れてしまいました・・・。でも、きっとまた会える気がしてきました。元気でさえいればきっと大丈夫なのです!

 

 

ポルトガル移住でのデメリット

 

このブログを始めて約半年が過ぎ、徐々に閲覧数も増え、ポルトガル移住に興味のある人から時々お便りが来るまでになりました。本当にありがとうございます。

 

私はポルトガルに惚れてしまったので、自然とポジティブなことばかり書いてしまいます。しかし、移住希望のみなさんが「こんなはずじゃなかった」とならないよう、今回はネガティブな要素について取り上げようと思います。

 

いわゆるポルトガルに住むデメリットです。あくまで、私の経験と主観によるもので、感じ方は人それぞれなので、参考程度にご覧いただければ幸いです。

 

 

ポルトガル語が難しい

 

2019年10月にリスボンに引っ越してから、早7か月以上。言語が常に私たち夫婦の一番の悩みの種です。

 

語学学校で勉強するようになってから6か月。ポルトガル語を話すのは、クラスの時、ローカル感の強いレストランや店での買い物の時くらい。それ以外は、テレビやポットキャストで、できるだけポルトガル語を聴くようにはしています。

 

数少ないポルトガル人の友達とは英語でコミュニケーションをとります。その方がおしゃべりが弾むからです。ポルトガルには、英語が流暢な人が多いと言われますが、これまでの経験からすると、実際そうだとも言えるし、そうでないとも言えます。

 

ポルトガル語を練習したいのに、レストランでは英語で話しかけられたりする一方で、郵便局とか、役所とか、薬局とか・・・。ちょっと込み入った話になるとやはりポルトガル語が必要。片言は英語を話しても込み入った話まではできないという人が多い気がします。でも、大概の場合は、英語がペラペラの人が一人はいて助けてもらえるのですが、ポルトガル語を話せるに越したことはありません。書面や貼り紙も然り。観光地以外の場所では、基本すべてポルトガル語なので(英語併記は少ない)、わからないと辛いです。

 

 

公共の場で喫煙者が多い

 

レストランなど店内は、禁煙ですが、道端、店頭、公園での喫煙者がとても多いです。歩きタバコをする人も多いので、煙を被ってしまうこともあります。

 

 

公共の場があまりきれいではない

 

おそらく日本の基準に慣れていると、外国へ行ってびっくりすることがあるでしょう。リスボンも、観光地以外の道や公共の場所は、いろんなものが落ちていて決して清潔とは言えません。常に掃除してくれるスタッフの方がいるのですが、追いついていない印象です。

 

人口の少ない地方の小さな街はもっときれいだと思います。

 

 

家が古い

 

ヨーロッパならではかもしれませんが、私たちの住むアパートは骨格が石と木材でできているそうで、歩くとひどく揺れます。ビルの正面玄関のドアの音や上の階の人の足音がかなり響きます。慣れるまでは、いちいちびっくりしていました。新しい建物は、鉄筋コンクリートが多く、その点では住みやすそうです。

 

また、温暖な気候と安心するなかれ。冬場は室内が暖かくなりません(↓) 

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さらに、ベッドバグがいるかも(↓)

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経済的に豊かとはいえない

 

ポルトガルの最低賃金が月700ユーロ以下。1ユーロ=125円換算でも9万円に満たない額です。街にも所々に廃墟があり、経済的に余裕がないことを物語っています。

 

観光業や不動産投資で外資を獲得し、経済は上向きでしたが、新型コロナウイルスの影響で今後が心配です。

 

 

差別や偏見は・・・

 

これまで個人的には嫌な思いをしたことはありません。

 

しかし、今回、アメリカ発の人種差別への抗議活動がポルトガル各地でも行われ、たくさんの人が参加したことに驚きました。「Portugal não é inocente(ポルトガルも無実ではない)」というプラカードを掲げてる人もいました。

 

歴史的背景を考慮すると、植民地だった国々とはなんらかのわだかまりがあっても不思議ではないです。

 

私自身は抗議活動の集会やデモには参加せず、自分の中に潜んでいる差別や偏見を認識し考えることでこの問題と向き合っていきたいと思います。

 

移住1年後、ポルトガルの好きなところ、嫌なところを振り返りました(↓)

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