【リスボン】自家製ガリに感動!ワインセラーでお寿司を〜Ikigai (生き甲斐)
ボン・ディーア!
いつからか、個人のニーズに合わせたネット広告が主流になりましたね。特に、フェイスブックやインスタグラムなどには、興味をそそられる商品やビジネスの広告が出てきます。
今回のお寿司屋さんも、インスタグラムの広告がきっかけで知りました。盛りつけが美しく、本ワサビにこだわっていたことで興味を持ちました。でも、高級そうな雰囲気で敷居が高そう・・・。そこから「行ってみよう」となったのは、お得なランチセットがあったからです。
寿司を食さない夫は「エンジョイ!」と送り出してくれました。念願の「孤独のグルメ」です。やったね!
ハイエンドな雰囲気にひるむも・・・
こちらの店は、リスボンの銀座とも言える『Avenida da Liberdade』界隈にあります。私が普段行動している上野・浅草エリア(Arroios/Penha de França)とは、全然雰囲気が違う・・・。スーツを着ている人が多いし、街並みも華やかです。
外観からそのハイエンドぶりをひしひしと感じつつ、思いきって入店しようとすると、自動ドアがスーッと開きました。すぐに、スーツ姿で髪の毛もビシッと決めた男性がお出迎え。この感じ・・・ロサンゼルスを出てから1年以上味わっていなかったので正直ひるみました。
入ってすぐのエリアの壁にはワインがずらりとディスプレイされています。そして2人用の小さなテーブルが3つ。さらに高さのある大きなテーブルが1つ。「一人です」と伝えると、「2人用の小さなテーブルか、寿司カウンターどちらが良いですか?」と訊いてくれ、自動ドアのそばだと落ち着かないかなと思い、奥にある寿司カウンターの手前端にしました。
カウンターには通常8人くらいは座れそうですが、一番奥の席に1人の女性客がいて、私が手前端、人がいる隣の席は使用しないようで、最終的には、間に男性2人客が来て、4人でゆったりと利用しました。さらに奥には4〜5人用のブース席。こちらには「ボンジュール」とフランス人らしき団体がいました。
生牡蠣と寿司&刺身盛り合わせランチ
実は牡蠣が食べたかったんです。貝類が大好きで、ロサンゼルス界隈では、赤貝とかみる貝がありましたが、海外で生で食べられる貝は牡蠣が王道でしょう・・・。
こちらのメニューに牡蠣もあったので、迷わずオーダー。あと、元々、狙っていたランチセットから、寿司&刺身にしました。
ここのランチセット、すごくお得感があるんです。19〜25ユーロで、寿司や刺身、ショートリブの照り焼き、とんかつなどのメインが、味噌汁、ミニ・セビーチェ(またはミニ・サラダ、小鉢、またはご飯)、寿司バーの小鉢(キッチンメニューはなし)、デザート、飲み物、コーヒー付きでいただけるんです。
飲み物に含まれるのは、水、ビール、アイスティー、日本酒(12cl)、ワイン(12cl)、ソフトドリンク。また、5ユーロプラスすると、シャンパンにグレードアップもできます。
飲み物は、シャンパンにしようか迷った末、日本酒にしてみました。
いよいよ、実食!
スタッフはみんな名札を付けていて、目の前にいた寿司シェフが「ん?日本人・・・?」という名前。注文を取ってくれる時に、「はい」とか「かしこまりました」的なちょっとした日本語を発したので、すかさず「日本の方ですか?」と訊くと「日系ブラジル人です。日本語は少しだけ」だそう・・・。
興味津々でいろいろ質問してわかったのは、20歳でブラジルを離れ、日本の青森で寿司の修行をし、その後、ヨーロッパ各国を転々とし、4年ほど前からポルトガルにいるとのこと。なんか、あらためていろんな人生があるんだなと実感しました。
いただいたお料理については、写真と一緒に説明します。
ワインショップ+日本料理店
後で調べてみると、以前、この場所は、ワインショップとレストランが合体した『Wine by Heart』という店だったようです。長年交流のあったオーナーとブラジル出身の寿司シェフがコラボし、ワインショップはそのまま、同居する形で、今年9月『Ikigai』が生まれました。
寿司カウンターを造った以外は店内の雰囲気はあまり変わらず(↓)
そして、オーナーシェフは、ポルトに日本料理店を2店舗展開しており、満を持して、リスボンで勝負しようというところです(↓)
お寿司だけで言ったら、『Aron』の方が好きかな・・・。
しかし、ビシッとフォーマルな雰囲気ながら、親しみやすいサービスで快適かつ楽しいランチとなりました。機会を見つけて、また再訪したいと思います。
Ikigai
総合評価 :☆☆☆☆
サービス:英語メニューあり
雰囲気:ハイエンド、半個室あり
価格:€€-€€€(ランチ一人19ユーロ〜)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
詳しい情報はこちら(↓)