アズレージョな毎日

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【アソーレス諸島】サンミゲル島での食事を一挙に紹介(4)

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ボア・タルドゥ!

9月半ば、アソーレス諸島サンミゲル島へ行きました。そこでいただいた美味しいものを紹介するシリーズ最終回です。

 

評価については、あくまで私の個人的感想です。いつ誰と訪れて何を注文してその時の気分や体調がどうだったかなどによって異なる体験となりますので、参考程度にしていただければ幸いです。

 

 

念願の地熱料理で腹福れた・・・

 

2日目に予約なしでありつくのは難しいことがわかった島の名物・地熱料理(Cozido das Frunas)。何軒かに「すでに予約でいっぱい」と断られる中、運よくランチの予約が取れたのがこちらの店でした。

 

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温泉地らしい蒸気が立ち上る『Largo das Caldeiras』からすぐの立地。観光にも便利です。

 

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まずはハウスワイン(Maré Cheia 10€)から。

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到着から30分ほど待って、地熱料理(Cozido das Furnas 14.50€)がテーブルに運ばれてきました。写真は4人前。左の方が小さく見えますが、同じ大きさのものがふたつでした。

 

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ポーク、ビーフ、チキン、地産ソーセージと数種類の野菜を地熱蒸気を利用してゆっくり煮込んだ料理。100年以上続くファミリー・レシピだそう・・・。味付けは塩のみ(?)、シンプルなやさしい味です。

 

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お肉はもちろん、キャベツ、里芋、ニンジン、緑の葉野菜など、どこか懐かしく旨味たっぷり。残念ながら、半分くらいしか食べられませんでした・・・。持ち帰って次の日いただきたかったけれど、旅先では難しい・・・。本当に残念!

 

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お腹いっぱいと言いつつ、お口直しのアイスクリームはしっかりいただきました。

 

 

Caldeiras e Vulcões

総合評価: ☆☆☆☆

サービス:英語OK

雰囲気: カジュアル

価格:€€

 

詳しくはこちら(↓)

 

 

ディナー難民が高級ホテルに漂着⁉︎

 

ランチでお腹がはち切れそうになりつつも、サンミゲル島最後の夜ということで、懲りずに予約なしで「Ponta Delgada」の街へ出た私たち。しかも、午後8時すぎというゴールデンタイム、どこも満席でまたもやディナー難民に。友人が電話してやっとすぐに受け入れてくれるレストランが見つかりました。

 

行ってみると、なかなかゴージャスなホテルではありませんか?スタッフもみんな正装してるし、ビーチ帰りみたいなカジュアルな格好だったので、ちょっと気が引けました。しかも、全然お腹が空いておらず、みんなでシェアという雰囲気でもなく、せっかくならそういう気分の時に来たかったです。

 

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友達がオーダーしたスープ。こういうきれいな料理を見るのは久しぶり・・・。

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お腹が空いていないといいつつ、ボンゴレを食べた私・・・。

 

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別の友達は結構がっつり魚料理。でも、みんな苦しそうで、食べきれてませんでした。

 

自己管理の鬼な夫はスープのみ。ウォーターフロントのビューがある雰囲気も素敵で、サービスもフォーマルでしたが、味はそこそこ。でも空腹のスパイスなしだったので、何とも言えませんね。

 

 

Balcony Restaurant

総合評価: ☆☆☆☆

サービス:英語OK、ナイス

雰囲気: セミフォーマル

価格:€€€

 

詳しくはこちら(↓)

 

 

楽しくて美味しいカフェ

 

最終日のブランチで訪れたカフェ・コーヒーロースターが最高でした!

 

アルゼンチン出身のご主人がフロアを切り盛り。テラス席と店内合わせて6〜7組、なかなかの距離感がある店内を縦横無尽にテキパキと動いて、オーダーを取ったり、コーヒーを用意したり、フードを運んだり・・・。この人がまあ楽しいこと!何かを運んでくるたびに「オラ、チコス(Hola, Chicos = Hey guys)」と声をかけ、ちょっと近めの距離感でいろいろ話してくれました。そのラテン系スペイン語訛りからメキシコを懐かしく思い出しました。

 

一方、スウェーデン出身の奥様が料理を担当しています。ガラス張りのキッチンで黙々と調理している姿がうかがえました。ひと段落ついたところで出てきて、少しお話しできました。実はご主人が「A minha mulher é sueca.(うちの妻はスウェーデン人)」と言っていたのですが、「Suíça(スイス人)」と混乱してしまったので、ご本人確認しました。

 

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テラス席はほぼ道です。でも車が通らないから大丈夫・・・。

 

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奥行きのある店内の一番奥のテーブルを陣取りました。

 

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左がドリンクメニュー、右がピザ・メニュー。他のフードメニューは写真を撮り忘れました。

 

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三つはアメリカーノ、右上はフラット・ホワイトです。自家焙煎しているだけあって、豆はシングル・オリジンまたはブレンドなどから選べます。私はブレンドのアメリカーノ、美味しかった〜。

 

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私はローストした野菜がたっぷり入ったオムレツを注文。パンも自家製。ピザ生地と同じものを使っているそうです。オムレツの焼き具合もちょうどよく、サラダも美味しかった・・・。野菜不足を解消。すべてに愛を感じます。

 

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夫のアボカド・トースト。「島で食べた中で一番美味しかった!」って。上にかかってるのはバジル。こちらまでいい香りがしてました。

 

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ショーケースにご主人の写真があったのでパチリ。クセが強く、ザ・ラテンで口も達者ですが、テキパキとコーヒーを淹れる姿に職人気質を感じました。本当にいいキャラ!

 

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ケーキ類も美味しそう。

 

お二人の愛とパッションに溢れたお店です。次回サンミゲルを訪れた際は必ずまた来たいと思いました。

 

 

Intz48 Coffee Roasters Azores

総合評価: ☆☆☆☆☆

サービス:フレンドリー、英語OK

雰囲気: カジュアル

価格:€€

 

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*総合評価について

☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ

☆☆☆☆:おすすめ

☆☆☆:まあまあ

☆☆:微妙

☆:自己判断でお願いします

 

 

サンミゲル島の温泉について(↓)

www.myeverydayportugal.com

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