【リスボン】アートでヒップなレストラン〜Restaurante Infame
ボア・タルドゥ!
久しぶりに一人ランチしてきました。実は『孤独のグルメ』の井之頭さんに憧れています。「好きなものを好きなように食べる」は、まさに「癒し」ですよね・・・。これからは時々一人ランチ決行したいと思っています。
今回選んだ店は、現在のアパートに引っ越してすぐの頃、大家さんにすすめられたレストランのひとつ。ずっと気になっていたのですが、お洒落すぎて、なかなか足を踏み入れることができませんでした。
意外と気さくな雰囲気
家から徒歩10分ほどの立地で、レストランにはランチタイムが始まる正午に到着。入店前に外で写真を撮っていると、中にいるスタッフと思いっきり目が合いました。
すかさず「Olá boa tarde!」と入っていくと、笑顔で迎えてくれました。内装が素敵な店なので、「他のお客さんが来る前に、お店の写真撮っていいですか?」と許可をもらって、バーエリアを撮影。
バーエリアには、『LXファクトリー』や『サンタ・ジュスタのエレベーター』前など、リスボンのあちらこちらに作品を配するアーティスト『Bordalo II』が手掛けたトンボがおります。この作品を鑑賞するだけでも訪れる価値あり・・・。
2階には、数時間座ってても快適そうなベンチ席があります。
日替わりランチセットは1種類のみ
テーブルに着くと、店長さん的な人がメニューの説明をしてくれました。日替わりのランチセット(12.50€)と、アラカルトがあるとのこと。
セットは1種類のみですが、パンなどのお通し、飲み物、メイン、デザート、コーヒー付きでお得。飲み物は、ワイン、生ビール、ハウスティー(?)がオッケーだそう。迷わず、そちらにしました。
オーダーを取りに来てくれたはとっても感じの良い女性。窓からの日差しがきつくなってきたので、パンを運んできた男性に頼んで日除けを下ろしてもらいました。
1時過ぎまで、客は私一人だったのですが、スタッフがいる場所からはテーブルが少し隠れていることもあって全然気になりませんでした。
そして、担当してくれた女性(Vさん)がとてもフレンドリーで、料理やワインや家族のことなど、いろいろ話しました。「普段はキッチンで働いてるんだけど、レイオフになったスタッフがいて、今は時々フロアに出てるの」とのこと。やっぱり飲食業界は厳しいんですね・・・。
ワイン2杯とおしゃべりで、バカリャウ完食
今日のメインは、バカリャウの代表料理「Bacalhau à Brás」。普通に美味しかったです。Vさんが1番好きなバカリャウ料理は「Bacalhau com Natas(クリームグラタン)」だそう。私も久々に食べたいな・・・。
お通しの揚げ餃子2つとパンを食べ過ぎて、お腹いっぱいになり始めた頃、またVさんが来てくれておしゃべり。「中国の方ですか?」と訊かれ、「いいえ」と答えると、「もしかして日本?」、「そう、日本」となり、「ブラジルと、ギリシャと日本は、3大行ってみたい国なの」と目を輝かせました。「日本人とポルトガル人は気が合うと思うのよね。日本文化も好きだし・・・」って。
そこから「日本にはポルトガルの影響を受けたものがたくさんあるよ」とか、「寿司はしょっちゅう食べる?」→「うちはお祝い事とか特別な時しか食べないよ」、「日本に帰りたくないの?」→「うん、恋しいけど、日本を離れて長いからね。20年くらいアメリカにいたんだ。今はポルトガルに住めてうれしいよ」→「平和だからね〜〜」→「そうそう!」てな感じで喋ってるうちに、テンションが上がり、ワインをもう一杯頼んでしまいました。
「私はね、料理によくワインを使うの。しかも、赤。魚料理にも赤ワインを入れるのよ」とも言ってました。今度レシピを探して試してみようかしら・・・。
そして、2杯目のワインの助けもあって、無事、バカリャウを完食できました。
柚子パンナコッタ
デザートのタイミングまでは、Vさんがいてくれましたが、1時過ぎると徐々に混んできて、彼女の姿が見えなくなりました。
デザートは「柚子パンナコッタ」。ベリー系のアイスクリームがのってて華やか。甘すぎず、柚子の風味でさっぱりいただけました。
用意されたのがフォークとナイフで、大丈夫かなと心配しましたが、平らな皿だし、パンナコッタとアイスがしっかりした硬さなので、意外にもスプーンより食べやすかったです。
最後のコーヒーは、男性の方が持ってきてくれて、飲み終わったところでVさんがやってきたのでお会計をお願いして、「Muito prazer em conhecer-se.(会えてうれしかったです)」と伝えました。
ひとりで出かけるのもいいですね!
最近、夫はパデルで忙しいし、その間、こうしてひとりの時間を楽しむのもいいなと実感しました。そして、Vさんとたくさんおしゃべりしたように、ひとりだったからこそできた経験もあります。
きっと、「一体、何語で話してたんだ?」って思いますよね?メインはポルトガル語で、困ったら英語って感じです。途中、Vさんがポルトガル語でわーっとしゃべりはじめて、「やば・・・2〜3割しかわからないぞ・・・💦」っていう瞬間がありました。
すごく焦ったんですけど、逆に言えば、「この人にポルトガル語で話しても大丈夫」って気を許してくれたってことで、かなりうれしい・・・。わからなくても生のポルトガル語にたくさん触れることが成長につながるはずだし。
帰って夫に話すと「今まで英語で話してたパデル講師が、俺に向かってポルトガル語でベラベラ話すようになった」そう。認められた感じがするんでしょうね、彼もうれしそうでした。
Restaurante Infame
総合評価: ☆☆☆☆
サービス:英語OK、フレンドリー
雰囲気:ヒップ、カジュアル
価格:€€(一人10〜30ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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