【リスボン】ポルトガルの美味しいパンを求めて(1)〜TERRAPÃO e Micro Padaria
ボン・ディーア!
世界的にはあまり知られていませんが(というか、私が知りませんでした💦)、ポルトガルには美味しいパンがたくさんあります。
日本のパンとも、フランスのパンとも違い、素朴で、飾り気がなく、香ばしい味わいです。
ちなみに、ポルトガル語でパン屋は「Padaria(パダリア)」、「Pastel de Nata(エッグタルト)」など、焼き菓子やペストリーを売る店は「Pastelaria(パステラリア)」と言います。
「パステラリア」には黄色の菓子パンが並び華やかですが、「パダリア」はパン工房のおまけのような小さな店も多いです。
今回は、これまで試してみた「パダリア」をいくつか紹介します。
ポルトガルでパンを再発見
自分でパンを焼く人ならこだわりがあると思いますが、私はポルトガルに来るまで、パンに興味を持ったことがありませんでした。
もちろん、ハンバーガーやサンドイッチ、日本のお惣菜パンや菓子パンは大好き!しかし、それらは完成された料理で、その重要な要素であるパン自体に注目したことはなかったのです。
それがポルトガルに来て、素朴なパンをそのまま、またはバターをつけて、またはオリーブと一緒に食べるようになって、パン自体の味が気になるようになりました。
天然酵母&長時間発酵パン
知人に最初にすすめられたのは、『TERRAPÃO』。家からほど近い市場にあり、初めて天然酵母使用で長時間発酵のパンを食べました。
大きなパン(Pão de Casa 3.20€)を丸ごと(直径30センチ以上、おそらく1キロ分)買うのも初めてで、これまでのパンとは全く違っており驚きました。まず、外側が岩のように硬くて重量感があり切るのが大変。
中の部分は、少し茶色がかった色で、みっちり。酸味があって、小麦の香ばしさを強く感じました。シンプルにバターをつけていただくのが一番美味しかったです。
後日、ブリオッシュも買ってみましたが、水分が少なめなのか、パサっとしていてあまり好きではありませんでした。
追記:2020年12月現在、毎週のように食べているお気に入りはこちら(↓)
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24時間発酵パン
美味しいパン屋さんをリサーチすると、歩いていける範囲内にもう1軒見つけました。名前は、『Micro Padaria』。いかにも手作りっぽくって期待できそう・・・。
坂の上にある店ですが、まだ涼しい午前中に出かけました。
パン屋さんとはわかりづらい外観で、カウンターの向こうにラックにパンが並んでいます。リストからパンの名前を見て取ってもらうというハードルの高さ。
おすすめを聞いて、シンプルなものと、くるみが入ったものを選びました。また、ショーケースに甘いデザート系もあったので、買ってみました。
シンプルな方は、やはり酸味があり、香ばしいパンでした。存在感があるので、クリームチーズや、玉子にチョリソーなど、味の濃いものに合います。クルミのパンにはチョコソースをつけていただきました。
クッキーとマフィンもとても美味しかったです。特にクッキーは、私が好きな半生、しっとりタイプなのがうれしい・・・。
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