【リスボン】シェフが作るパンを紹介してもらいました〜Pão do Beco
ボン・ディーア!
昨今は便利なもので、インターネットであらゆる情報が手に入ります。Facebookの外国人移住者グループの投稿やポルトガルに住む日本人のツイートを参考にさせていただくこともしょっちゅうです。また、共通の友人を介して知り合ったアメリカ人移住者のグループチャットがあり、知っておくべきニュースなどを共有してくれるので助かります。
情報が溢れる時代ですが、信頼のおける人たちの口コミが何より一番。ですから、すすめてもらったものはできるだけ試すようにしています。今回は、その中のひとつである『Pão do Beco』を紹介します。
たかがパン、されどパン
ポルトガルでは、肉や魚、野菜や果物などの素の食材が美味しいので、手の込んだ料理をしなくても、オリーブオイルと塩胡椒で焼いただけで、おおむね美味しくなります。それに、チーズやオリーブ、ワインがあれば、個人的には満足です。
そうなると次に気になるのは、オリーブオイルや塩などのクオリティー。普段はスーパーで買っているけれど、グロッサリー専門店で売られている量販されていないものを使ってみたい・・・なんて考え始めます。
パンもポルトガルの食卓では大切な存在。美味しいパンとスープがあれば、幸せ気分。
最近は、スーパーのパンも安くて十分美味しいけれど、近所のいつも人が並んでる小さなパン屋さんを試してみようとか、遠いけど美味しいと評判のパン屋さんに行ってみようとか・・・思っています。
そんな矢先、移住仲間Mさんが大家さんに教えてもらったというパンのデリバリーを紹介してくれました。それが『Pão do Beco』です。
長時間発酵の手作りパン
教えてもらったサイトを見ると、ハイエンドのケータリングをしているシェフが、火曜日と土曜日の週2回だけ、パンを焼いてデリバリーしているとのこと。
「職人の手作り」、「時間をかけて発酵」、「温かいパンを配達」など、魅力的な言葉が並んでおり、迷わず注文を入れました。
SMSまたはWhatsAppで連絡とあったので、メッセージを送ると、すぐに返事が来て、数日後の土曜日に届けてもらうことに(最低2日前にオーダーする必要があります)。
メニューは、ナチュラル・ブレッドが3種(ポルトガルパン、オーガニック、グルテンフリー)と、フォカッチャ、ブリオッシュ、シナモンロール、さらに、曜日ごとのスペシャルがあります。
支払いは、MBWAYまたは銀行振り込みです。
MBWAYの使い方はこちら(↓)
シェフ自ら配達!?
予定通り、土曜日の朝9時半すぎに配達されました。
MBWAYで支払いを済ませると、届けてくれた人が「朝ごはん、もう食べた?パンが温かいうちに食べてほしい」と言うので、まさかと思い確認すると、シェフ本人でした。
「どうやって知ったの?」と訊かれ、「友達が紹介してくれた」と答えると、さらに「友達の名前は?」と訊かれ・・・「厳密には彼女の大家さんだけど・・・」とうまく説明できないでいると、「英語で大丈夫だよ」って言われてしまいました。あ”〜〜〜!ポルトガル語がうまくなりたいです。
配達の後、「さっき言うの忘れたけど、カードの裏に今日の言葉を添えたので見てね」とのメッセージが届きました。すべてを一人で切り盛りしているようで、一人一人のお客さんを大事にしている感じが伝わりました。
届いたパンがこちら(↓)
Pão Branco Organico 1kg. | 6.5€
Brioche de Chocolate 400gr. | 8€
Focaccias Tomate e Cebola 1/2 unidade 400gr. | 5€
あったかいうちに試食しました
少しずつ切り分けて、早速、試食。
オーガニックの小麦パンは、ものすごい香りで、少し酸味があり、とても香ばしい味わいで、かなり食べ応えがあります。
ブリオッシュは、甘さ控えめ、大人なチョコレート。美味しいけど、もう少ししっとりしてる方が好きかも・・・。
フォカッチャは塩気が利いてて、ワインの一緒にいただきたくなりました。
一番美味しいと思ったのは、断然オーガニックパンですね!
欲張って買いすぎたので、半分くらいは、冷めるのを待って冷凍へ。結局、1種間以内に冷凍した分もすべて食べ切りました。冷凍も思ったより悪くないけど、やはり届いてすぐいただくのがベストです。
その他、リスボンのデリバリーサービスはこちら(↓)