【リスボン】星付きシェフにも信頼されるパン屋さん〜 Gleba Moagem e Padaria
ボン・ディーア!
カリフォルニアに住んでいた頃は、体重が増えてしまうので炭水化物をできるだけ控えていました。大好きな麺類やごはんを食べたいから、パン類はあまり食べませんでした。
しかしポルトガルに来てからは、パンの美味しさに目覚めてしまい、結構食べています。それでも、アメリカにいた頃に比べると、体重も減り、健康的になった気がします。
小麦が香るポルトガルのパン
先日、アイルランドの最高裁で「アメリカのチェーン店サブウェイのパンは糖分が10%と多すぎるため、必需食品であるパン(糖分2%以下)とは認められず、付加価値税を払わなければならないとの判決が下された」というニュースを見ました。
なるほど・・・。一般的にアメリカの食品は甘いですものね。パンもしかり。特に工場で製造されたものはいろんな添加物が入っていそう。そしてSNSで、「ポルトガルのパンにはカビが生えやすい」と投稿したアメリカ人もいました。
ポルトガルで、友人にすすめられた長時間発酵のパンを食べた時は、衝撃でした。焼き目が付いた外側は岩のように硬く、中はもちもち。小麦の香りが強烈で、かなり酸っぱい・・・。正直、これまで食べてきたパンと違いすぎて美味しいとは思えなかったです。
しかし、素朴な味わいがどんどん病みつきになり、いつしか、パン屋めぐりが趣味になりました。
レストランで食べたパンが美味しくて・・・
今回紹介する『Gleba』というパン屋さんも、パン好きの友人が教えてくれました。
さらに、お気に入りのレストラン『Taberna da Rua das Flores』で食べたパンが美味しくて、自家製なのかと思いきや、ここから仕入れているとのこと。さらに、星付きレストラン『Belcanto』や『Alma』でも、ここのパンを出しているようです。
味にうるさいシェフたちに信頼されているってことは本物ですよね・・・。
Glebaのパンを扱うお店(↓)
自家栽培・製粉することで高品質のパンを焼く
『Gleba』のスゴいところ。100%国産、持続可能な古い品種の穀物を自家栽培し、石臼で粉砕・製粉することで、染料や防腐剤を使用することなく最高の状態で使用できるそう。さらに自家製の酵母で24時間かけて発酵させているので消化にも良いとのこと。
プロに選ばれるには、味のみならず、いろんな理由があるってことですね!
すぐそばに展望台があります(↓)
パン屋さんはいつも緊張する・・・
私が到着したのは、平日の正午すぎ。店内の人数制限が3人でしたが、すぐに入ることができました。
ポルトガルのパン屋さんはどこもそうですが、カウンターで注文して購入するシステム。大きなパンは奥の棚にあったりして、間近で確認することはできないこともあり、結構いつも緊張します。
こちらの店では、入って右側の壁に、パンの名前と値段を張り出していますが、名前だけでは、どんなパンなのかわかりづらいので、ホームページで欲しいパンを確認しておきました。
私は、酸味が少なめな「Trigo Alentejo」と、日替わりパンの「Uvas Passas e Canela」、食べやすい小さなパンを4種類、クリーム2種を購入しました。
いざ、実食!
家に帰って早速試食。スタンダードなパン「Trigo Alentejo」は、小麦粉が香ばしい。やはり、シンプルにバターをつけて食べるのが好きです。
「Pão de Leite」には、ヘーゼルナッツとチョコのクリームをつけていただきました。これは普通かな・・・。「Brioche」も、ちょっとドライな感じで、あまり好みではありませんでした。
「Pão de Azeitonas」は、私好みでした。ワインにもよく合います。
干しぶどうとシナモンが入った「Uvas Passas e Canela」は、チョコクリームと一緒に。美味しいけれど、やはり小麦の美味しさを味わえる普通のパンが1番だと思います。
そういえば、ライ麦パン「Centeio」とコーンブレッド「Broa de Milho」も欲しかったんですけど、1キロ級の大きなものしかなくて敬遠してしまいました・・・。
詳細はこちら(↓)*Alvalada, Campo Pequenoにも店舗があります
その他、美味しいパンの話(↓)