【リスボン】日本のラーメンを愛する二人〜AJITAMA Ramen Bistro
ボン・ディーア!
先日、移住仲間のMさんと約5か月ぶりに再会しました。元気そうで良かった・・・。しなやかな強さを持った方で、楽しくて、気づけば5時間もおしゃべり。
以前から気になっていたラーメン屋さんへ一緒に行ってみました。
日本のラーメンが大好きになって・・・
ウェブサイトを見ると、こちらの店主は、アントニオさんとジョアオさん。二人は、2015年からアジアで過ごし、日本で出会ったラーメンに恋してしまったそう・・・。わかります、その気持ち。ラーメンって、一杯で幸せになれる、日本が誇る料理のひとつですよね!
阿夫利のオーナーも日本でラーメンに衝撃を受けたそう(↓)
ポルトガルに帰国後、ラーメンを食べられない寂しさから独学で作り方を学び、興味のある人たちにラーメンを振る舞う「ディナーパーティー」を開催。そのコミュニティーがどんどん大きくなって、日本の師匠に習い、ラーメン店をオープンするに至ったそう。
店名は、お気に入りのトッピングから『AJITAMA(味たま)』。西洋で音を立てて食べることはマナー違反なはずなのに、ラーメンを「Slurp(すする)」と表現していることから、本当にラーメン好きなんだなと感じます。
感染予防対策は見える形で
『AJITAMA』には、正午のオープンと同時に一番乗り。店頭には、消毒液、マスク、メニュー用のQRコードが準備されています。天井が高いこともあり、広々として風通しの良さそうな店内です。
私たちは奥の4人がけのテーブルに通されました。屋外にもテーブルがあります。
ビール+餃子&なす田楽
こちらでは、日本酒や焼酎ベースのカクテルがラーメンと並ぶ売りのようです。久々の会食で興奮気味の私は飛ばし過ぎないように水にしようかと思いきや、結局、二人でビールをシェアしました。
まずは、餃子となす田楽を注文。Mさんが私がなす好きだと覚えていてくれたことに感動です。
「ビールください」→「アサヒとサッポロどちらですか?」→「ハイネケンで!」っていう店員さんとのやりとりがちょっとツボでした。
なす田楽は、甘め。添えられた生姜と大根おろしがありがたいです。餃子は餡がシャキシャキではなくしっとりといった感じ。
8種類のラーメンを提供
提供しているラーメンは、醤油、塩、味噌、とんこつなど全8種類。
それぞれに、スープの種類と濃さ、麺の太さ、辛さの度合いなどが記されています。スープの種類の横には、「7h」とか「18−20h」とあり、おそらく調理時間を表しているのだと思います。
二人とも、鶏と魚介系のスープに中太麺を合わせた塩ラーメンにしました。
いよいよラーメン実食です!
たった今、メニューを見ていて気付いたのですが、この塩ラーメンはレストランを開店する前に開発したオリジナルメニューだそうです。
他にも、「醤油は初心者に人気」、「違う味を開拓したい人には味噌」、「自信作はとんこつ」などと、ラーメンをあまり知らない人にもわかりやすいように説明しています。
さて、味ですが、スープを口に運んだ直後の感想は「すごくがんばって作ってるのはわかるけど」でした。うまく言えませんが、それぞれの要素が際立っていて融合していない感じ・・・。
しかし、麺と一緒に食べ進めるうちに、揚げ玉ねぎやチャーシューの脂も手伝って、まろやかで美味しくなりました。個人的にはもう少し揚げ玉ねぎが少なくても良かったかも・・・。
ラーメンはもはや世界食
親切なメニューや実際の品々からも、ラーメンや日本に対する愛を感じられるお店でした。
日本のラーメン屋さんだったら、一人の店員さんが一気に2つのどんぶりを運んできそうなところ、2〜3人がかりで一人一つずつ両手で慎重にラーメンを運んでくる姿もかわいらしかった・・・。
しかも、結構繁盛してました。ポルトガル人が日本のラーメンを愛し、自国の人たちのためにラーメンを作ることは意義深く、日本人としてとてもうれしいことです。
落としてしまったナプキンの替えを持ってきてくれたり、ビール(小瓶)をシェアすることに気づいてくれたり、サービスもすごく良かったです。
次回は、醤油か味噌にしようか、それとも自信作(スペシャリティー)のとんこつにしようか、今から迷っています・・・。
AJITAMA Ramen Bistro
総合評価 :☆☆☆☆
サービス:英語OK
雰囲気:カジュアル、オシャレ
価格:€€(一人13〜20ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
詳しい情報はこちら(↓)
リスボンの和食&アジア料理(↓)