【リスボン】人気のトラムを楽しむためのヒント
ボンディーア!
ポルトガル・リスボンといえば、「黄色いトラム」が有名ですね。ポルトガル語では、「Elétricos(エレトリコシュ)」と言います。
一部、近代的なトラムもありますが、そのほとんどは、1950年代から使われている旧式のもの。リスボンは狭い坂道が多いので、なかなか新しいものに切り替えられないそうです。
古めかしくて趣があるがゆえ、人気なのかもしれませんね。
一番人気のトラムは28番
数あるトラムの中でも人気なのが、観光名所を網羅している28番。常に車内は観光客であふれ、乗り場には長蛇の列です。
私はラッキーなことにたまたま空いている28番トラムに乗ったことがあります。
アルファマ(Alfama)から、ロシオ広場(Rossio)までと短い距離でしたが、風をきり狭い道を建物すれすれに走るのは、とても気持ちがよかったです。
さて、28番トラムに乗る上で知っておいた方が良いことが以下になります。
- 混雑を避けたいなら、早朝または遅い時間
- 観光客を狙うスリに注意
- 24時間有効の1日乗車券がお得(6.40ユーロ)
- 始発のMartim MonizまたはCampo Ouriqueから乗車すると座れる確率が上がる
- 時間が許すなら、始発から終点まで乗車した方がいい
- 揺れたり、突然止まったりするので、立っている時は十分に注意すること
1日券がお得な理由
トラムは路線にかかわらず、乗車時に料金を支払うと3ユーロ。もちろん、1回乗るごとに運賃が発生します。
28番トラムは、さまざまな観光名所を通っているので、1日乗車券があれば、運賃を気にせず、途中下車し、観光、そしてまた乗車を繰り返すことができるのです。
しかも、この1日乗車券は、トラムのみならず、リスボン市内のすべてのメトロ、バス、さらにサンタ・ジョスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)や、急勾配を上下するグロリア線(Elevador da Glória)などにも使えます。
料金は6.40ユーロぽっきり(2020年2月現在)。
ただし、購入場所はメトロの駅のみになります。窓口がある駅は少ないので、改札近くの自動販売機が便利です。
トラムをゆっくり楽しみたいなら・・・
28番トラムにこだわりがないなら、新しい路線の24番や短いながらアルファマを通る12番もおすすめです。
12番トラムに乗ってみた
さて、とある平日の午後、28番の始発である「Martim Moniz」界隈で、1時間ほど時間ができたので、トラム乗り場の様子を見に行きました。
案の定、28番乗り場には長い列。せっかくなので、並ぼうと思ったのも束の間、すぐに断念。近くの12番乗り場には、空席のあるトラムが止まっており、迷わずそちらへ乗り換えました。
数分後、出発。狭い路地を走り、アルファマ地区へ。テージョ川が見渡せる「Portas do Sol」を通過、20分ほどでフィゲイラ広場(Praça de Figueira)に到着。そこで時間調整のためか、少し停車し、Martim Monizに戻ってきました。
限られた時間で、トラムの雰囲気を味わうには12番でも十分でした。
しかし、28番人気の秘密も気になるので、時間がある時に28番の始発から終点まで乗車してみようと思います。
トラム28番&12番の始発乗り場(↓)
短いですが12番トラムの動画です(↓)
人気の28番はこちら 4分40秒あたりから(↓)
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