【リスボン】くつろぎのティーサロン〜Empório do Chá
ボン・ディーア!
ポルトガルでは、バカリャウ(Bacalhau)や七面鳥料理(Peru)でクリスマス(O Natal)を祝うそうです。私もできるだけホリデー気分を盛り上げたいと、レシピ探しやスケジューリングに躍起になっています。
今現在、考えているのは、24日、25日用に、バカリャウ料理と副菜は家で作り、七面鳥料理と王様のケーキ(Bolo Rei)はテイクアウト。その他、チーズやハム、日持ちするものを買い込んで、26日、27日は残りものや簡単なものだけでゆっくりできたらいいなと思っています。
さて、先日、お友達と美味しい紅茶とケーキをいただいた、リスボンのティーサロンを紹介します。
ポルトガル語でお茶は「Chá」
店名の『Empório do Chá』にもあるように、ポルトガル語でお茶は「Chá」と言います。スペインでは、「Té」、フランスでは「Thé」、英語では「Tea」。一方、中東やインドでは「Chay」、中国、韓国、日本では「Cha」。ほとんどの西洋諸国が「Te」ベースなのに、ポルトガルはアジアよりなのが面白い・・・。残念ながら、発音は「シャー」ですが、またもや親近感です。
ポルトガルの一般的なレストランやパステラリアなどでは、コーヒーが好まれる傾向にあると思います。エスプレッソ(Café)を飲んでいる人がほとんどで、紅茶にどれほど力を入れているかは謎・・・。ティーバッグのお茶なら家で飲めるしと、私もいつもコーヒーにしてしまいます。
しかし、寒い冬の日は、温かいお茶で暖をとりたいと、あえてティーサロンを探して見つけたのがここ。コーヒーと違い、お茶はたくさん飲めるのもうれしいです。
種類がありすぎて選べない・・・
さすが「お茶」を名乗っているだけあり、その種類はざっと100種類以上。フルーティーなものや色あざあやかなフラワー系にも挑戦してみたいと思いつつ、いつも「ダージリン」とか「アールグレイ」など、慣れ親しんだものに落ち着いてしまいます。
特に、今回はケーキと一緒にいただいたので、無難ながらベルガモットの香りの好きな「Earl Grey Superior」をポット(3.20€)で注文。
どこかお茶のテースティングができるところがあるとうれしいのですが・・・。次回こそ、ちょっと冒険しようと思いました。
私たちがいる間、茶葉やチョコレートを買いに来る人たちも結構いました。
お茶はくつろぎの時間に
コーヒー、特にエスプレッソは、名前の通り「さっと飲んでさっと帰る」感じですが、お茶は時間をかけてゆっくりいただけるのがうれしい・・・。
本を読みながらとか、映画を観ながらとか、おしゃべりしながらとか・・・。ゆっくりお茶を飲むことで、自然とくつろぎの時間が生まれます。
全然笑わないセニョールがてきぱきとテーブルをセットしてくれました。どこかシュールでこっちが笑顔になります。さらにポップなクロスとティーカップで気分上々!
注文した「アールグレイ」は、香りが良く、少し苦味もあって美味しかったです。お湯をお代わり(0.60€)して存分に楽しみました。
ケーキは2種類。「チーズケーキ」はムースのような軽い食感のレアタイプ。フランボワーズソースが甘い。もう一つは、クッキーとクリームをレイヤー状にしたポルトガルのケーキ。ここのはクッキーの代わりに塩気の強いビスケットを使っているせいか、甘じょっぱくて不思議な美味しさ。病みつきになりそうな1品です。
Empório do Chá
総合評価: ☆☆☆☆
サービス:ちょうどいい
雰囲気:カジュアル、居心地が良い
価格:€(一人3〜5ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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暗くなってから外出することがほとんどないので気づかなかったけど、家へ帰る途中の街はホリデームード満載でなかなか素敵でした。
ポルトガルのコーヒーやスイーツについて(↓)