アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【ポルトガル移住】コンタクトを買わなきゃ・・・で、眼科医へ行きました

f:id:realtabimosotabi:20200312032941j:plain

ボン・ディーア!

 

アラフィフの私は、ここ半年くらいで、活字を読むのがかなり大変になりました。そして、近視用のコンタクトレンズも残りわずかとなったので、検眼を兼ねて処方箋のアップデートのため、眼科医に診てもらうことにしました。

 

 

予約はメールで完了

 

ポルトガルで医療サービスを受けるのは初めてなので、何から何までわからないことだらけです。失敗覚悟で、やるだけやって、あとは流れに身を任せてみることにしました。

 

どうやってクリニックを探して良いのかわからなかったので、アメリカ人グループの仲間から紹介してもらったクリニックに連絡。

 

まずは、ウェブサイトから「オラ、ボンディーア!現在、ポルトガル語を勉強中ですが、自信がないので英語で失礼します。コンタクトを買いたいので、検眼お願いできますか・・・」みたいな感じで、メールしました。

 

「○月○日、午後6時、ドクター〇〇でいかがでしょうか?」って、ポルトガル語で返事が来ました!

 

簡単な内容だし、メールなので、そこからはポルトガル語でコミュニケーションをとることに。緊急性がないので、語学習得のためにもポルトガル語で頑張ろうと気を取り直しました。

 

夜が早い私にとっては、午後6時は遅すぎるので、「午前中か早い午後でお願いしたいです。火曜、木曜なら午前11時以降でお願いします」とリクエスト。「火曜日の午後2時、ドクター◎◎はいかがですか?」と返答があったので、「完璧です。よろしくお願いします」と送りました。

 

 

コンタクト着けたままで大丈夫!?

 

そして、いよいよ、アポの日がやってきました。現在の医療保険はポルトガルの民間会社のもの。使い方もよくわからないまま、保険カードを持っていけばどうにかなると踏んでいました。

 

アポの10分前に到着。とてもきれいなクリニックです。受付で、英語で名前とアポの時間を告げました。緊張していてポルトガル語が吹っ飛びました。さすが医療機関、半数くらいのスタッフがマスクをしていました。マスクをしている人を見るのはこの国で初めてです。

 

まず、住所とNIF#を訊かれました。そして、身分証明書と保険カードの提示を求められ・・・。まだ、在留証明を取得しておらず、パスポートも持参しておらず焦りましたが、たまたま財布に入っていたアメリカの運転免許証で大丈夫でした。身分証明書はすぐに返してくれ、保険カードは診察が終わるまで預かりますとのこと。

 

受付を終えると、すぐに呼ばれて、別室で簡単な視力検査。「コンタクトつけてます」と申告したのですが、「ま、大丈夫よ」と、普通の視力検査と、検眼機を覗いて「気球を見る」というものを行いました。

 

 

メガネで行くべきだった・・・

 

その後、待合室に戻り、5分くらい待ったでしょうか。眼科医の部屋へ案内されました。そこで、問診開始。「ポルトガル語で大丈夫?」と訊かれ、「英語でお願いします」と答えました。

 

すぐに、私がコンタクトをつけていることが発覚し、最初の検査をやり直すように指示されました。やっぱりね!

 

それを受け、アシスタントは大慌て。私が外したコンタクトを入れるものがないからと、サンプルのコンタクトを開封し、そこからコンタクトを取り出し、液だけ残して、そこに入れるという苦肉の策に出ました。

 

アメリカの検眼医のオフィスには、コンタクト入れと保存液が山のようにあったのですが、ポルトガルでは事情が違うようです。

 

 

医者は検眼せず!

 

バタバタの中、コンタクトを外し、再度、検眼機を覗き、遠くに見える気球を見つめ・・・終了!「あれ、視力検査はしないの?」、「それは必要ないの」って・・・すごく不安です。

 

今度は、20分くらい待たされてから、再度、眼科医の部屋へ通されました。そこでは、眼科医がコンピュータに何かタイプしています。

 

「文字が見えづらいとのことだけど、コンタクトの上から老眼鏡をかけるか、バイフォーカルのレンズに替えるか、二つのオプションがあるわ。でも、バイフォーカルは合わない人も多いの」とアドバイスをいただき、これからも普通のレンズを使うことにしました。

 

すると、彼女はまたコンピュータを見つめ、何かタイプしたり、クリックしたり・・・しばらくして、何かをプリントアウトすると、「はい、これが処方箋よ。以上です」って。

 

「あの〜、私の眼は診てくれないんですか?コンタクトを外した状態で視力検査もしてないんですけど・・・」と言うと、「大丈夫。機械で取ったデータでわかるから」とのこと。

 

 

医師の処方箋はいらないから?

 

そういうものなんでしょうか?こんなの初めてです。

 

ポルトガルに引っ越す前に住んでいたアメリカでは、検眼医が暗い部屋でいろんな機器を使い、眼球の中まで検査するというのが年に一度のお決まりだったので、あまりに簡易的で呆気に取られてしまいました。

 

でも、よく考えると、予約の時点と受付時に「コンタクトを購入したいから」と目的を伝えているので、「処方箋だけが必要なんだな」と判断されたのかもしれません。

 

ポルトガルでは、コンタクトやメガネを買うのに、眼科医の検査は必要ないと聞いています(アメリカでは必要)が、現在、日本ではどうでしょうか?

 

所変われば、しきたりも違うだろうし、特に目が痛い、目が腫れているなどの症状がなかったので、直接の検眼・診断しなかったのかな・・・と想像。

 

この件は、このクリニックを紹介してくれた友人にも聞いてみようと思います。

 

 

不安のどん底に突き落とされる

 

待合室で眼科医にもらった処方箋を眺め、しばし呆然・・・重大なことに気づきました。

 

コンタクトの度数が、右:-1.75、左:-0.25と書いてある・・・今着けてるコンタクトは、両眼とも-2.0なのです。一気に左の視力が回復?な訳ないですよね。

 

しかも、老眼鏡のため処方箋は、両眼とも+1.50になってるし・・・。これは、明らかに間違い・・・途端に、このクリニックで起きたことすべてがテキトーに思えてきました。

 

動揺を隠せないまま、担当してくれたアシスタントへ報告。彼女が眼科医と話し、正しく直したものを持ってきてくれました。

 

それにしても怪しい・・・動揺は治りませんが・・・しょうがない、ま、いっかです。この「ちっちゃいことは気にしない感じ」がポルトガルなんでしょうか?それとも、このクリニックだけ?

 

 

気になる料金は・・・?

 

コンタクトを着け、受付でお会計です。16.75ユーロでした。保険の手続きは完了したようです。

 

アメリカでは、50〜70ドルはかかっていたので、それに比べれば破格ですが、どこか微妙な感じです。

 

でも、スタッフはみんなすごく親切でナイスでしたよ。

 

さあ、次は、この処方箋を持って、コンタクトレンズを買いに行くというミッションが待っています。はぁ。