アズレージョな毎日

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【リスボン】ポルトガル流ハンバーガーの食べ方〜Hamburgueria do Bairro

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ボア・タルドゥ!

 

みなさんに質問です。お寿司は何で食べますか?私は箸でいただきます。でも、手を使う人もいますよね。

 

それでは、ハンバーガーはどうでしょう?私は、これまでバーガーもポテトも手掴みで食べるのが普通でした。

 

しかし、今回初めて、フォークとナイフを使ってみました!

 

 

リスボン地区に10店舗

 

過去2回、マクドナルドを加えれば3回、リスボンのハンバーガーを紹介しました。私たちがバーガー好きなのもその理由ですが、ハンバーガーを提供する店がたくさんあるのも事実です。

 

今回、10キロ90分のサイクリングでヘトヘト、ペコペコの中、ランチをしたのが『Hamburgueria do Bairro』という店。調べてみると、リスボン地区に10店舗もありました。チェーン店か、フランチャイズだと思われます。

 

私たちが訪れたのは、リスボン北東部の新興地区にある店舗。テージョ川沿いには大きな公園があり、周りに鉄筋コンクリートの新しいコンドが建ち並ぶエリアです。

 

シェアサイクルの自転車を返却し、店に入ろうかという時、私がもたついてしまい、二十歳前後の若い男性のグループ6〜7人に先を越されてしまいました。

 

なぜ、もたついたかというと、疲労困憊だったのと、店内に客が誰もいなかったので、「ここで合ってる?大丈夫?」と、一瞬ひるんでしまったのです。

 

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街がゆったりとしており、新しめの建物も多いエリアです

 

サイクリングの話はこちら(↓) 

www.myeverydayportugal.com

 

その他、リスボンのバーガー店はこちら(↓)

www.myeverydayportugal.com

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真っ先に手洗い!ん、どした?

 

もうひとつ、気になっていることがありました。店内にお手洗いがあるかどうか・・・。

 

入店時に店員さんが手に消毒液をかけてくれるのですが、ランチをいただく前にどうしてもちゃんと石鹸と流水で手を洗いたかった・・・。だって、90分も自転車のハンドルを握って、汗かいて、ドロドロだったんですから。

 

「Desculpe, onde é a casa de banho?(トイレどこですか?)」と真っ先に走りました。

 

そこでじっくり手を洗ってると、「Português. Não, português.」と、「ポルトゲーシュ」を繰り返す夫の声。何事?

 

後で確認すると、「”英語のメニューがいいですよね?”って訊かれたから、”ポルトガル語で”って答えたのに、しつこく”Inglês(英語)?”って言うから、”Não, português!(違う、ポルトガル語)”つったんだよ〜」だそうで・・・。

 

店員さんの気遣いとやさしさなのですが、ポルトガル語を習得したい私たちにはむしろスパルタでお願いします😅

 

でも、ポルトガルの人は空気読む力がすばらしく(むしろ私たちの圧がすごかった?)、そこからはポルトガル語だけで会話してくれました。

 

 

迷った時は、店名の品をオーダーする!

 

メニューには、肉系バーガー12種類と、ベジタリアン系が5種類。じっくり吟味したいところですが、身体が疲れすぎて、頭が回らない・・・そんな時は、店名と同じもの、または一番基本のものが外れませんよね。

 

最近、美味しさに目覚めた「Agrião(クレソン)」が入っていたので、『Do Bairro』という店名と同じものを選びました。

 

夫は、パテが2枚入っているもの。相当、お腹が空いていたようです。「あっちの団体より、先に注文するんだ〜〜〜」と私にプレッシャーをかけてきました。

 

飲み物は、ビールにしようか迷いましたが、喉もカラカラ、フラフラだったので、少し糖分の入ったアイスティーにしました。

 

無事、団体さんより先にオーダーを入れると、見る見るうちに店が混んできました・・・。ほっ。

 

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ポルトガル語のメニュー

 

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英語のメニューも一応置いてってくれたようです。実は、これが一番ありがたい。わからない単語は照らし合わせられるから・・・

 

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壁にもどーんとメニューが書いてあります

 

 

「バーガー、何で食べる?」問題・・・

 

速攻、飲み物が来たので、まずは喉を潤し、生き返りました・・・。疲れた時は、やっぱり糖分よね〜〜〜。久しぶりのアイスティー美味しかったです。

 

10分ほどで、バーガーも運ばれてきました。「Utensílios(ナイフとフォーク)?」と訊かれたので、「Sim, por favor(はい、お願いします)」と答えました。

 

この日は、私、ポルトガル人のように食べるって決めてたんです。というのも、しっかり手洗いしたものの、サイクリングの後に手掴みで食べる気がしなかったから・・・。

 

しかも、私のバーガーには、玉子も入ってるし、手にどろ〜っ、べた〜となるのもね・・・。

 

夫は「本気で言ってんの?バーガーは手で食べるものでしょ!」とまたも圧をかけてきましたが、「じゃあ、他の人たち見てみないさいよ。ここはポルトガル🇵🇹ですよ!」と反論。

 

すると周りを見渡して、「若者たちの団体、全員、ナイフとフォークを手に持ってる!!!」って🤣🤣🤣

 

後から来た人たちも、当たり前のようにナイフとフォークでバーガーを食べてます!

 

以前行った『Ground Burger』では、手で食べる派が50%くらいいたのに・・・。おそらく、アメリカンと謳っているからか、外国人が多い場所だったからで、このエリアはポルトガル人がほとんどですからね。

 

さすが、ポルトガル、エレガントだわ〜♬

 

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コーラとアイスティー(各1.80€)。もちろん、氷入りのコップでいただきます

 

 

やさしいお味+パンチのあるガーリックマヨ

 

ナイフとフォークで食べるバーガーはやさしい味がしました。パテにスパイスなどは利かせてなく、ソースどっさりでもなく、シンプルにお肉の旨味をいただく感じ・・・。

 

ちょっと物足りないと思ったら、ポテトの横にあるガーリックマヨがをつけて調整するとちょうど良い・・・。なかなかパンチあります。ポテトも美味しかったです。

 

味覚がアメリカンな夫は、手掴みで頬張った挙句、ケチャップをリクエストしてました😂😂😂

 

私も普段なら手掴みで食べる派だし、ケチャップ大好きなので、気持ちはわかります・・・。

 

ナイフとフォークで食べる難点は、すべての具材を同時に口に入れられないこと。高さのあるバーガーを小さく垂直に切るのは困難です。そう思うとは、やはりバーガーを美味しくいただくには手掴みでがぶりが一番!

 

もうひとつ気になったのが、基本のバーガーにオニオンが入っていないのは、ポルトガルならではなのでしょうか。口が臭くなるから・・・と、オニオン抜きを選ぶアメリカ人は一定数いますが、私はアクセントとしての役割が大きいと思ってます。

 

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夫:Duplex(7.45€)、パテ2枚、トマト、レタス、チェダー入り

 

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私:Do Bairro(7.55€)、パテ、クレソン、トマト、チーズ、玉子、ベーコン入り

 

 

帰り道で・・・

 

最終的には、味もサービスも大満足。女性の店員さんはかわいらしくてやさしく娘にしたい・・・。男性の店員さんもテキパキと動いており、気遣いもナイスでした。

 

帰り道での会話です↓

 

私:「なんかさ〜、今日、ポルトガル語でのコミュニケーションがスムーズだったね」

 

夫:「でも、ポルトガル語わからないと思われてた・・・。俺らは外国人にしか見えないのか?整形するしかないのか?」

 

私:「そりゃそうでしょ。整形はしないけど。でも、すぐポルトガル語オンリーに切り替えてくれたじゃん」

 

夫:「これからは、英語で何か言われる前に、ポルトガル語でばーっとしゃべり続ければいい。こいつらわかってるなって思われないと!」

 

私:「そ、そうだね・・・💦」

 

いつも、何かと闘っている夫です。

 

ポルトガル語習得の険しい道のりは続きます・・・。

 

 

Hamburgueria do Bairro

総合評価 :☆☆☆☆

サービス:英語メニューあり

雰囲気:カジュアル

価格:€-€€(一人10〜15ユーロ程度)

 

*総合評価について

☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ

☆☆☆☆:おすすめ

☆☆☆:まあまあ

☆☆:微妙

☆:自己責任でお願いします

 

詳しい情報はこちら(↓)