【リスボン発の旅】どこか懐かしいオビドゥシュ(オビドス)でうっとり
ボンディーア!
先週末、リスボンから北へ85キロ程にある街『Óbidos(オビドゥシュ)』へ行ってきました。
日本語では「オビドス」と表記することが一般的のようですが、ポルトガル語の発音に寄せて、このブログでは「オビドゥシュ」とさせていただきます。
さて、このオビドゥシュ・・・2、3時間もあれば、十分観光できる小さな街。どこか懐かしさを覚える不思議な魅力がありました。
バスで1時間、片道8ユーロ
メトロのグリーン線(Linha Verde)とイエロー線(Linha Amarela)が通っている「Campo Grande」駅まで行き、そこから「Rápida Verde」というバスに乗ってオビドゥシュへ向かいます。
午前10時出発のバスを目指し、約30分前に到着しました。バスはすでに停車しており、外にいた運転手さんが「もう10分したら案内するから」と声をかけてくれました。待っていたのは一人だけ。私たちは2番目に並びました。
10分後、搭乗開始。運転手さんに行き先と人数を伝え、料金を払います。オビドゥシュまでは一人8ユーロ。1番前の席を確保しました。出発時間までにどんどん人が来て、7〜8割は席が埋まったと思います。
一か所経由して、オビドゥシュには1時間きっかりで到着しました!
地図のいらない街
バスから降りた人たちについて行くと、有名なアズレージョの門(Porta Da Villa)を通りぬけ、旧市街に入りました。
気の向くままに歩き、目についたものを撮影。どこもかしこも絵になるし、何も考えずに歩いていても、どこか素敵な風景にたどり着きます。
最終的に、城の方へ向かって歩き、「自分の責任で」というサインを横目に城塞に登りました。怖かったけど、気持ちよかったです。
周りののどかな田園風景を見渡し、幼い頃住んでいたおばあちゃんちを思い出しました。
午後には静かになりました
午前中は、旧市街に人が溢れていて、少し圧倒されましたが、ランチを終え、少し離れたところにある教会へ散歩。旧市街に戻ると、急に静かになっていました。
日曜日だから、みんな早めに家に帰ったのかな・・・?
ひとしきり歩いてジンジーニャ
オビドゥシュは、チェリーのリキュール「ジンジーニャ(Ginjinha)」の発祥の地と言われています。
最近では、チョコレートのカップに入れて飲むのが流行りのようで、メイン通りでは多くの店が店頭で販売していました。
座ってゆっくりしたかったので、広場の横にある野外カフェに入りました。午前中は混んでいたのに、午後3時を過ぎると、ほとんど客がいない・・・。
そこで、チョコに入ったジンジーニャで一息。20%近い度数なので、喉にかーっときます。チョコとは最強の組み合わせ。美味しそうだったので、搾りたてのオレンジジュースも追加しました。
こういう時間っていいなぁ・・・。
復路のバスは満席必至
野外カフェでまったりした後、午後4時15分発のバスに乗るため、バス停へ向かいました。30分以上前に到着。早すぎたかなと思いましたが、その後、どんどん人が並び始めて・・・。
リスボンへ帰るバスは、オビドゥシュが始発ではないので、全員乗れるか心配に・・・。案の定、到着したバスにはすでに8割くらいの乗客。幸い私たちは列の先頭の方だったので、二人並んで座ることができましたが、最後の方は、運転手さんが車内を後ろまで歩いてきて、空席の数を確認してから客を乗せていました。
夕方のバスは1時間に1本。乗り損ねるときついので早めに並ぶことをおすすめします。
リスボンから1時間のところに、こんな穏やかな場所があるなら、また来たいと思いました。
オビドゥシュの見どころマップ(↓)