【リスボン】イワシ祭りは中止になったけどイワシは食べました!
ボア・タルドゥ!
リスボンの夏は、例年であれば、様々なお祭りが開催されて、屋外で食べたり飲んだり楽しいことがたくさんあったはずですが、今年は大々的なお祭りはすべて中止、またはオンライン開催となっています。
今日あるはずだった『聖アントニオ祭(Festas de Santo António)』、別名『イワシ祭り』も残念ながら中止になりました(↓)
Santo António Festivities by Visit Portugal
楽しみは来年以降にとっておこうと思います。
週1回程度で外食を再開
アントニオ&ルイシュの店は閉店してしまいましたが、他にも定期的に通っていた近所のレストランが数軒あるので、サポートのためにも週替わりで外食を再開しました(↓)
2か月以上にわたり、自炊&テイクアウト(またはデリバリー)ばかりだったけど、やっぱりお給仕してもらって、デザートと最後のコーヒーまでいただいてこそ満たされるものがあります。
来週以降は、これまで興味があったけどまだ行けていないお店へ足を伸ばす予定です。
暑い日に熱々のフライドチキン
まずは外出自粛中も時々テイクアウトしていたブラジル家庭料理の店へ。
間口が広く、窓を全開にしているかと思いきや、閉め切って冷房をかけていたので、店内に座る勇気はなく、パラソルを立てて日陰になっているテラス席にしました。
この日は暑くて(確か30度以上)、食欲もあまりなく、ワインはおろかビールも飲む気にならず、めずらしく水にしました。
メニューは、店員さんが手に持ったスマホの画面で確認しなければならず、適当に夫がいつも食べているフライドチキン(Frango Frito)に。
ところがこれが日本の唐揚げみたいで、めちゃめちゃ美味しかったんです。今度はビールと一緒に食べたいです。
「ジャンタールおじさんの店」で初イワシ
6月に入ると街でビニール袋に入ったイワシを持っている人を見かけるようになりました。ポルトガルのイワシが大好きな夫は、レストランで、何度となくフライングでイワシを注文。その度に「まだ季節じゃない」と断られていたのですが・・・やっときましたよ、その季節が!
初イワシはアントニオ&ルイシュの店でと決めていたけれど、それが叶わなくなった今、通称「ジャンタールおじさん」のところでいただくことにしました。
リスボンに来て間もない頃、ポルトガル時間の感覚が掴めず、午後6時過ぎに夕食を求めて徘徊するも、レストランは準備中のところばかり・・・。「スナックバー」の看板を掲げて営業していた店に入り「Do you already serve dinner?」と訊くと、「???」という表情。あの頃、カタコトすらポルトガル語を話さなかった私たちはアタフタ。しかし、突然どこかで見た「Jantar(ディナー)」という単語を思い出し、「Jantar?」と訊くと、「Sim, sim!」と店内に招き入れてくれたのが「ジャンタールおじさん」でした。以来、中途半端な時間に訪れては、デザートやコーヒー、ワインとペティシュコシュをいただいてました。
英語ペラペラでローカル感が薄れたけれど
もうひとつのレストランも、昼時にはローカルの人でいっぱいになり、店員さんもポルトガル語しか話さないところが気に入っていました。ポルトガル語を話す機会が少ない私たちは、苦労してもポルトガル語オンリーの店を選ぶ傾向があるんです。
先日、さらなるイワシを求めて、久しぶりに行ってみると、店の前でイワシを焼いてるではないですか!?おお、これぞ、リスボンの夏!
ところが・・・店に入ってみると、店員さんが総入れ替えされていて、全員英語バリバリ話すんです・・・。「ポルトガルを勉強してるから、ポルトガル語話したい」と伝えると、「OK。じゃあ、あなたはポルトガル語、私は英語の練習ね!」って言われてしまいました。
「これ飲んでみて」って、スパークリングワイン(Vinho a pressão)をテースティングさせてくれたり、「美味しかった?」って、ちょいちょい様子見に来てくれたり・・・とてもフレンドリーでストレスフリー。同時に、はにかみ笑顔のおばちゃんと必死にポルトガル語でコミュニケーションをとってた頃が懐かしくなりました。
でも、味見させてくれたワインも美味しかったし、またイワシ食べに行っちゃうと思います。
ポルトガルのローカルレストランについて(↓)