アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

【第4回】今いるのがポルトガルで良かった、そして日本にはもう戻れないかも・・・と思う理由

f:id:realtabimosotabi:20200415233642j:plain

ボン・ディーア!

 

リスボン外出自粛生活34日目。

 

日本の緊急事態宣言も全国へ拡大になりました。もはや都市部だけの問題ではないので、国民の意識を一致団結させてウイルスと闘うために不可欠だと思います。

 

さて、日本で生まれ育ち、アメリカで暮らすこと19年、新天地としてポルトガルを選んだ私が今感じること・考えることをシェアするシリーズ第4回目です。

 

過去3回は、「この困難な時、住んでいるのがポルトガルで良かった理由」をお伝えしてきました。パンデミックが起きている今、ポルトガルは日本とアメリカの良いところを兼ね備えた最強の国なのではとさえ感じています。

 

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

www.myeverydayportugal.com

  

第4回の今日は、「日本にはもう戻れないかも」と思う理由についてです。

 

 

冒頭の写真

いつかのごはん:バルサミコソースのポーク、ほうれん草、パン+赤ワイン

 

 

アメージング・ジャパンであって!

 

3月半ばから、国民が自らの判断で行動自粛を開始し、政府も迅速に対応してきたポルトガルから日本を見ていると、何事もないかのような光景がとても異様で心配でした。でも、日本は他の国とは違うのかもしれない・・・「アメージング・ジャパンであり続けて」と祈っていました。

 

地理的優位や国交量の差はあれど、冷静に世界を見渡すと、対策の遅れがそのまま感染者数、ひいては医療崩壊、死者数と比例しているように見えます。

 

感染者数400人足らずで事実上のロックダウンを敢行したポルトガルでさえ、2020年4月15日現在、感染者数は1万8,000人以上、死者数も600人に迫っています。

 

当初、対岸の火事として準備を怠ったヨーロッパやアメリカの失敗を見ているはずなのに、そして早い段階で新型コロナウイルスを経験した日本は、いち早く対策を講じる時間的猶予があったはずなのに・・・なぜ?

 

 

北海道や大阪の知事に期待

 

4月に入って、医師会など専門家の諮問委員が「緊急事態宣言して」と訴えるにもかかわらず、「まだその時ではない」と吐かす総理。経済界や陰の支配者からの圧力があったのでしょうか・・・最前線でウイルスと闘っている人たちの話をなぜ聞かない・・・、何のための諮問機関なのか・・・理解不能です。

 

また、休業要請に対する協力金について、副総理が「東京都は財源があるけど、他県はやれるかね・・・?」みたいな、他人事発言にもぶったまげました。私が総理なら、即更迭します。こんな困難な時に、地方自治体や国民の士気を下げる事をよく言えますね。想像力と責任感がなさすぎませんか・・・。

 

一方で、都道府県レベルで奮起している政治家がいるのが救いです。政府のバックアップがないどころか、政府とも闘っているかのような東京都知事然り、大阪府知事然り。そして、最初の難事を早期収束させた北海道知事。誰にもわからない事だらけの今、批判を恐れず、信念を持って道民を引っ張る・・・素晴らしいです。

 

私がもやもや考えてる事をうまく説明している動画がありました。人生を好転させる方法としても参考になると思います(↓) 


【人生が変わる28分】世界が注目!コロナを20日で収束させた日本人!北海道・鈴木直道知事から学ぶ緊急事態からV字回復させる方法

 

 

違和感だらけの日本

 

話を本筋に戻します。2000年に日本を離れて、約20年間海外で過ごした今、日本がとても遠い国に感じます。世界の国々が分断された今、物理的にもそうだし、日本の人たちの言動に対する違和感も拭えません。

 

私は良くも悪くもアメリカナイズされたのでしょう。日本が恋しい、日本へ帰りたいと思っているはずなのに、自分を見失ってしまいそうで、息苦しくなりそうで、日本で生きられる自信が持てないのです。パンデミックが起きたことで、さらに自信がなくなりました。

 

私の持つ最大の違和感は「日本に多様性を受け入れる土壌がない」ことかもしれません。そして、北海道の鈴木知事のように、自主的に、前向きに、前例のない行動に出るのが難しい社会であること。失敗は許されないような、一生懸命を嘲笑するような・・・。

 

それが日本の弱さだと思います。受け身で、不安や批判ばかり口にしていても何も変わらないって、みなさん気づいているはず。国は守ってくれません。自分の行動あるのみです!

 

 

うまく説明できないので、少年の努力とロナウドの苛立ちを見てください(↓)


C.ロナウド 愛さずにはいられない感動の名場面集 泣けてきます●レアルマドリード ユベントス ポルトガル代表