【リスボン】和食が恋しくて「鮭の西京焼き定食」〜Tasca Kome
ボアタルドゥ!
短期間の旅行ならともかく、長い旅行や海外生活では、やっぱり和食が恋しくなってしまいます!
リスボン生活3か月目に突入した頃、ついに日本食のレストランへ行ってみました。選んだのは、コメルシオ広場から歩いて3分の『Tasca Kome』。
以前テレビ番組で、オーナーシェフが添加物が嫌でソース類も手作りしていると話しており、一度行ってみたいとずっと思っていたレストランです。
ベーシックな和食を求めて
レビューサイトやインターネットの情報を見ると、高い評価を得ているようです。「基本に忠実なとんかつが美味しい」と書いている日本人の方もいました。
そう、海外にいると「日本で普通に食べられるような“ごはんと味噌汁におかず”」が一番嬉しかったりします。
ポルトガル語のクラスを午前中で終えた平日の正午過ぎ、ランチでお邪魔しました。フロアも、キッチンスタッフも、日本人とポルトガル人が半々くらいでした。
あいさつは「いらっしゃいませ」で統一。すぐに日本人のスタッフが来てくれたので、日本語だけで質問したり、注文したりしました。
開店直後で、客は私ともう1組だけでしたが、12時半を過ぎると、7〜8割くらいのテーブルが埋まりました。ほとんどが現地の人のようです。
西洋では味噌汁は前菜
ランチメニューは、寿司、刺身、海鮮丼、とんかつ、天ぷらに加え、肉、魚、野菜の日替わり定食、松花堂弁当がありました。飲み物は、ビール、日本酒、焼酎、サワーなど、日本のものが揃っています。
メニューの表記はポルトガル語と英語。ドリンクメニューは日本語のみでした(読みやすい!)。
肉料理は、「とり天そば」、野菜料理は「蒸し野菜」。とんかつにしようかとも悩みましたが、魚料理の「鮭の西京焼き」と「ほうじ茶」にしました。
現地のお客さんには、味噌汁を先に、私にはごはんやおかずと一緒にと、お客様の文化を考慮してくれているようです。
やさしい和定食が沁みる・・・
注文して15分くらいで料理が運ばれてきました。いよいよ、実食です!
お味噌汁が沁みます・・・。サラダのドレッシングがやさしい。辛みのある葉やきゅうり、ミニトマト、ラディッシュなど、味と食感に変化があり、食材そのものを味わう感じ。
サラダの他に、ナスの煮浸しと紫芋のサラダが添えられていました。どちらも薄味、関西風(?)で、好みです。
鮭もちょうどよい味噌加減でした。脂をごはんで受け止めて、一口一口味わっていただきました。
ごはんも違和感なかったです。そうそうお味噌汁にも、歯応えのある青菜とにんじんが入っており、丁寧な仕事ぶりがうかがえました。
とんかつも食べてみたい
ポルトガルに来てから、デザートとコーヒーなしで食事を終えることはほとんどないのですが、この日の夕方、甘いものを食べる予定があったので、デザートはいただかずに終了。
いろんな食材が楽しめたし、味付けが好みに合い、とても美味しかったので、和食が恋しくなったら、また来ようと思いました。
今度は、がっつりとんかつを食べようかな・・・。夜だったら日本酒も飲みたい・・・。でも、居酒屋として利用するには、ワインに比べ割高だし、夫があまり日本食を好まないこともあり、あまり機会がなさそうです。
Tasca Kome
総合評価 :☆☆☆☆
サービス:日本語OK
雰囲気:カジュアル
価格:€€(ランチ一人12〜25ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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