アズレージョな毎日

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【豆知識】リスボンの知られざる真実 15

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ボンディーア!

 

今回は、ポルトガルの首都で最大の都市、私が暮らしているリスボンについて調べてみました。

 

面積:84.8平方キロメートル

人口:約54万7千人(2011年現在)

人口密度:6,458人/平方キロ

*ウィキペディア参照

 

面積は、香港島や船橋市に近く、人口は、東京板橋区程度、人口密度は、東京都全体と同じくらいです。イメージしづらいですが、世界的に見てもあまり大きい都市とは言えず、感覚的には中心部なら20分歩けば端から端まで行けるくらいの大きさです。

 

周辺のエリアを含む「リスボン首都圏」で見ると、人口300万人程で、ポルトガル全体の30%が集中していることになります。

 

 

リスボンの真実、あなたは知ってた?

 

意外と知られていないリスボンについて紹介する動画がありました。その内容を要約して紹介します。

 


15 Things You Didn't Know About Lisbon

 

 

1. ヨーロッパで二番目に古い首都

 

一番古いのはギリシャのアテネ。リスボンは次いで2番目。驚くことにイタリアのローマより4世紀も古いとのこと。リスボンという名前は、フェキニア語から派生した「安全な港」という言葉に由来するとされます。

 

語学学校で知り合ったフランス人が「リスボンに比べたら、パリはとても新しい街」と言っていました。ヨーロッパの人には何百年単位で街を見る感覚が備わっているのでしょうか?

 

 

2. ポルトガルの正式な首都ではない

 

ほとんどの首都と異なり、リスボンはポルトガルの首都としての地位は法令や書面の形式では公式に認められたり確認されたりしていないそうです。

 

一体、どういうことでしょう!?

 

 

3.「7つの丘の街」は間違い

 

これはなんとなく聞いたことがありましが、実は、リスボンには丘が8つあるとのこと。なんなら8つ以上あるんじゃないかと思うくらい、坂道がやたら多いです。

 

下記は、4つの異なった丘の上から撮影したリスボンの風景(↓)

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4. 1755年、リスボンが崩壊

 

1755年のリスボン地震、その後発生した津波と火災によって、街のほとんどが壊滅的打撃を受けました。その時の火災の跡を残す教会がロシオ広場近くにあります。

 

アルファマ地区(Alfama)は、地盤が大きい丘にあったことが幸いし、揺れも少なく、津波の被害も免れたそうです。アルファマがリスボンで最も古いエリアと言われる所以ですね。

 

 

5. 世界一高価なチャペルがある

 

16世紀〜18世紀にかけての豪華な内装が施されている「サン・ロッケ教会(Igreja de São Roque)」が、世界一高価なチャペルとして認識されているようです。金・銀・象牙などの財を尽くしてローマに建てたチャペルを一度取り壊し、すべての材料をリスボンに運んで組み立て直しました。

 

街をぶらぶらしている時に偶然通りかかり見学しました。外観から想像ができないほど内装は豪華絢爛でした。

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6. 第二次世界大戦中、スパイの温床だった

 

ポルトガルは第二次世界大戦では中立の立場をとっており、リスボン界隈は、各国のスパイが錯綜する場所だったようです。『ジェームス・ボンド』作者のイアン・フレミングも当時、イギリス海軍情報部員としてリスボンに赴任していたとか・・・。

 

 

7. レシピを知っているのは5人だけ

 

最も有名なエッグタルトの店『パシュテイシュ・ドゥ・ベレン(Pasteis de Belém)』の経営者家族の5人のみがオリジナルレシピを知っているそう。レシピを絶やさないように、同じ飛行機に乗らない、同じものは食べないを貫いているとのこと。

 

www.myeverydayportugal.com

 

 

8. ギネスを輸入した初の街

 

世界一有名な黒スタウト(ビールの一種)がイギリス外に輸出されたのはリスボンが初めて。1811年のこと。良いものはどんどん取り入れるリスボンらしいですね!

 

 

9. トラム開業は1873年

 

リスボン初のトラムは、アメリカから輸入。当時は「アメリカーノ」と呼ばれていたそう・・・。リスボンの風景がどこかサンフランシスコに似ている理由も納得できます!最近では、トゥクトゥクも大活躍です。

 

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こちらがサンフランシスコ

 

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こちらがリスボン。もはや本家より趣がありますね!


 

10. ヴァスコ・ダ・ガマ橋はヨーロッパ一長い

 

全長17.2キロメートル。正確には、リスボン近郊のサカヴェン(Sacavém) とモンティジョ(Montijo) を結んでいます。一度、バスで通りましたが、15分〜20分くらいは橋の上を走っていた印象です。

 

 

11. Pestana Palace Hotelは国宝

 

宮殿だった「Pestana Palace Lisboa」というホテルは、ポルトガルのナショナル・モニュメントに指定されているそう。つまり、国宝級の宮殿に宿泊可能ということ。

 

ここには、マドンナやデビッド・ベッカムらが住んでいたこともあります。大家さんのお友達は、近くのマーケットで何度かマドンナを見かけたことがあるそうです。

 

www.pestanacollection.com

 

 

12. ベレンの塔は牢獄だったことがある

 

現在は、ジェロニモス修道院とともに世界遺産に登録されているベレンの塔は、16世紀、ヴァスコ・ダ・ガマによる世界一周の偉業を称えてテージョ川に建てられた要塞。しかし、1580年〜1830年の間、牢獄として使用されていたそう・・・。

 

 

13. リスボン一のレストランはBelcanto

 

「ミシュラン・ガイド・リスボン 2020」で3つ星の評価を受けたレストランはなく、2つ星だったのがこの『Belcanto』と『Alma』でした。

 

シェフのJosé Avillez氏とともに、『Belcanto』はポルトガル一のレストランとして名高いようです。結婚記念日にでも、行けたらいいな・・・。

 

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シェフのJosé Avillez氏(Belcantoウェブサイトより)

 

 

14. 年に1回だけ公開される地下楼がある

 

1755年のリスボン地震で街が崩壊し、現れたのが1世紀に築かれた古代ローマの遺跡。『Galerias Romanas(Roman Galleries)』と呼ばれ、一般道路が走る地下にあり水捌けが悪いことから、一般公開は年に1回のみ。通常は9月に数時間だけとのこと。

 

予約が必要とか、3時間以上並ばなくてはならないとか・・・。実際のところ、どのように入場できるのかはよくわかりませんでした(↓)

https://www.visitlisboa.com/en/places/roman-galleries

 

 

15. 世界一がいっぱいある

 

アグアス・リブレス水道橋は、世界一高い石造りのアーチである(65メートル)など。以下省略・・・。最後、ざっくりしててすみません・・・。

 

 

いかがでしたか?興味が湧いたものはあったでしょうか?

 

この他にも、まだまだ知らないことがたくさんありそうです・・・。