【ポルトガル】知っておくべきローカルレストランでの常識&マナー10
ボンディーア!
近年、ポルトガルは観光のみならず、移住先としても注目を浴びていますね。
どのような目的で訪れるにしろ、楽しみなのは食事。せっかくなら、ローカルの人たちで賑わう街の定食屋さんでポルトガル料理を食べていただきたいです!
そこで、ポルトガルのローカルなレストランで知っておくべき常識やマナーをまとめたいと思います。
1. 好きな席に座ってよい
入店時の挨拶は、午前中なら「Olá! Bom dia(オラ、ボンディーア)」、午後なら「Olá! Boa terde(オラ、ボアタルドゥ)」。ローカルなレストランでは自分で好きな席についても大丈夫です。給仕係が少ない店では、しばらく放置されるかもしれませんが、気長に待ちましょう。
2. パンやオリーブは無料じゃない
テーブルに着くと、すぐにパンやオリーブが運ばれてきます。店によっては、チーズや小さなコロッケなどがすでに置かれてることも。これらはすべて有料。食べた分だけ料金を請求されます。必要のないものは下げてもらいましょう。
3. 安くて美味しいハウスワイン
ローカルなレストランでは、ワインリストを用意していない店がほとんど。赤か白かだけを告げると、ハウスワインがグラス(copo コッポ または taça タサ)か、カラフェ(0.5L または1L)で提供されます。値段も安く、その店の料理に合うものを選んでおり、美味しいといいことづくめです。
4. 水の温度にこだわり
日本やアメリカのように飲料水は提供されないので、必要ならボトル水(água アグア)を注文しましょう。炭酸水(água com gás アグア・コン・ガシュ)と指定しないかぎり、普通のミネラルウォーターになります。冷たいもの(fresca フレシュカ)と、常温(natural ナトゥラル)のどちらがよいかと訊かれることがよくあります。
5. 日替わり定食がおすすめ
店頭に掲げている本日のスペシャルや日替わり定食(Prato do Dia プラトゥ・ドゥ・ディーア)は、その日手に入る食材で作ったおすすめ料理。また、ランチセット(Menu do Dia メヌ・ドゥ・ディーア)は、デザートや飲みもの、コーヒーなどがセットになっており、安くて美味しいものがいただけます。人気の品は早々に売り切れることも・・・。
6. ハーフサイズも可能
店や料理によっては、一皿で二人分くらいの量があったりします。ハーフサイズ(meia dose メイア・ドースまたは1/2 dose)を用意してくれることもあるので、訊いてみましょう。
7. 付け合わせはじゃがいもが定番
メイン料理(Prato プラトゥ)には、サラダやライスなどが付いてきます。ちょくちょく登場するのはじゃがいも。フライドポテトやベイクドポテトが定番です。まれに付け合わせを選べる店もあります。同じ料理を頼んだのに、隣の人と微妙にアレンジが違ったりすることもありますが、ご愛嬌です・・・。
8. 基本フォークとナイフで
スープやパンを除き、ポルトガルでの食事は、基本フォークとナイフを使います。サラダしかり。オリーブしかり。魚の丸焼きしかり。フォークとナイフで取りきれない骨付き肉に関しては、最終的に手で持ってかぶりついても良いそう。場合によってはデザートもフォークとナイフでいただきます。不作法と取られるか定かではありませんが、フォークだけで何かを食べるということがあまりないようです。
9. コーヒーはデザートと別
ランチセット(Menu do Dia)では、デザートを食べ終わってから、コーヒーが出てきます。デザートとコーヒを一緒にいただきたい気持ちをおさえて、ポルトガル流にカフェで食事を〆ましょう。
10. チップは気持ち程度で
ポルトガルでのチップは任意で、置かなくてもマナー違反ではありません。もちろん、会計を済ませた後の釣り銭を残したり、良いサービスを受けたときは、5〜10%のチップを払うとよろこばれます。
ご不明な点、追加の質問などがありましたら、『お問い合わせ』フォームでご連絡ください。