【ポルトガル】みんな、どこでマスクを手に入れているの?
ボア・タルドゥ!
リスボン外出自粛生活47日目。あと数日で、ポルトガルの非常事態宣言が解除されます。しかし、新型コロナウイルスの脅威がなくなったわけではなく、行動制限はこれからも続きます。段階的に経済活動を再開するにあたり、政府の方針や細かい規制などについて、明日木曜日に発表される予定です。
慎重なポルトガル人のことですから、新たなルールを受け入れ、規則正しい生活を粛々と続けることと思います。経済的打撃はあるでしょうが、終息する時まで、感染爆発することなく危機を乗り切って欲しいです。
今回は、ポルトガルのマスク事情について書きます。ちなみに、ポルトガル語で、マスクは「máscara(マシュカラ)」。なぜか、まつ毛に塗るマスカラと同じです。なんだか、かわいい・・・❤️
マスク着用率50%くらいでしょうか・・・
パンデミック以前は、マスクを着けている人は皆無でしたが、非常事態宣言が出てからは、かなりマスク人口が増えました。3月下旬から4月上旬くらいの一番危機感があった頃は、スーパーで買い物する人のほとんどがマスクをしていた印象です。
ここ最近は、峠を越えた感があり、マスクをしているのは、街で見かける人の半数くらいでしょうか・・・。もちろん、場所やエリアにもよると思います。
ちなみに、私たちが住むエリアは、リスボンの中心から徒歩20〜30分圏内です。人との距離を2メートル以上に保つ努力はしていますが、街に人が増えてきて、すれ違う際、2メートル開けることが難しくなってきました。スーパーでの買い出しへは、バフ(Buff)を着けて行きますが、防寒用なのでこれからの季節には向かないのと、容易にズレてしまうのが難点。
今後は、公共交通機関を利用する際は、マスク着用が義務付けられるとの話もあるので、私たちもそろそろマスクを調達しなくては・・・と焦り始めています。
ポルトガルで開発されたマスクが販売開始
調べてみると、オンラインでは、マスクが買えるようです。大手薬局では、使い捨てマスクが50枚入り46.13ユーロと結構高い!しかも、ペラペラで効果があるのか怪しい・・・。こんなことなら、引越し前にカリフォルニアのダイソーでもっと買ってくればよかったです。
そんな矢先、夫が「ポルトガルで開発された高性能マスクが今週からスーパーや薬局で販売される」という、下記の記事を見つけました(↓)
記事を要約すると・・・
- マスクはリスボン大学とミーリョ大学が提携して開発
- 再利用可能な生地を使用している
- ウイルスと細菌に対する有効性を実証済み
- フランスの研究所でコロナウイルスに対する有効性をテスト済み
- 現在、ポルトガル国内でも有効性をテスト中
- 既にプロフェッショナルマスクのレベル2として認定済み
- 複数の異なるレイヤーで構成されている
- 米国製、中国製と比べても優れている
- ポルトガル国内で生産することで繊維業を支援できる
- 使い捨てよりコストパフォーマンスが高い
- 現在は、黒のみだが、今後は色・デザインを増やしていく
- mo-online.comですでに販売している(送料込みで1枚10ユーロ)
- 今週から、大手スーパー『Continente』と薬局『Wells』で販売開始予定
すぐに売れ切れちゃうのかな・・・
早速、販売しているサイトで確認してみると、大きさも十分で、機能性もあり、とっても良さそう・・・。そして、「これ欲しい!」と興奮気味に薬局へ行ってみましたが、まだ売られていませんでした。「今週販売開始」って、一体いつからなんでしょう???
買い出しのタイミングでスーパーもチェックするつもりですが、すぐに売れ切れてしまうのではと不安。オンラインで購入してしまおうか迷い始めていますが、こちらも届くまで時間がかかるとのこと。
郵便局でもマスクと消毒液を販売
さらに、郵便局でも、マスクと消毒液の販売を始めたようです。
レベル2マスクが6枚入って10ユーロ。アルコール70%の消毒液100mlで5ユーロ。こちらは、結構買いやすい値段となっています。
政府は、需要の高いマスクや消毒液などの価格が高騰しないよう医療機器の利益率を最大15%の制限しているとのことです。
とりあえず、使い捨てもあると便利なので、明日か明後日にでも、郵便局へ行ってみます。
さて、我が家にマスクがやってくるのはいつになるでしょうか・・・。
「郵便局でマスク販売中」の記事(↓)
ポルトガル非常事態宣言中の生活について(↓)