【リスボン】運動不足解消をかねて展望台めぐり(1)〜Miradouro da Senhora do Monte
ボア・タルドゥ!
パンデミックからのステイホームに慣れてしまい、さらに暑い日は家でまったりということが多く、すっかり身体が鈍っています。
早寝早起き、夕食はほとんど食べない生活なので、かろうじて体重は維持していますが、運動不足が過ぎると心肺機能や筋力が衰えてしまいそう。
そんな矢先、ポルトガル語の先生から、教材として「健康な生活」というテーマの動画が送られてきました。その中で「適度なエクササイズを。毎日45分くらい歩きましょう」って・・・。気になってスマホをチェックするとこの1週間1日2,000歩も歩いていない・・・。
これはまずいと思い立ち、新プロジェクトを開始することにしました。
『展望台プロジェクト』始動
身体を動かすことが好きではないので、エクササイズ後のご褒美を用意することに。素敵なカフェ、美術館やショップ巡りも考えましたが、余計なカロリーを摂取しては意味がないし、無駄遣いしてしまうリスクもある上、営業時間なども考慮しなければなりません。
そこで、きれいな景色が見られる場所を目的地として、歩くことにしました。まずは、「Miradouro(ミラドウロ)」と呼ばれる丘の上の展望台から始めることに。Googleマップで検索すると、リスボン市内に20か所以上あります!
これなら、営業時間や入場料を気にすることなく、しばらく飽きることなく、マイペースに歩き、心臓と肺に負荷をかけ坂を上り、最後に景色を楽しめていいことづくめです。
すでに訪れたことのある展望台はいくつかありますが、スタンプラリー的に一から制覇しようと思ってます!
#1:Miradouro da Senhora do Monte
まずは家の近くから攻めることにしました。徒歩10〜15分圏内でよく行く丘2か所は後回しで、1つ目は行ったことのない場所を選びました。
自宅から徒歩20分となまった身体をほぐすにはハードルが高すぎない距離。それほど観光地化していない上、かなりの絶景と評判。近くを歩いたことは何度もあるのに、こんな展望台があるとは知りませんでした。
午前10時前、重い腰を上げひとりで出発。平坦な道が5分強、その後は地味にきつい坂道が続きます。
「Miradouro」の看板を曲がり歩いていると、背後から英語で「今からミラドウロと呼ばれるビューポイントへ行きます。この辺りで1番高い場所です」との声。振り返ると、トゥクトゥクのツアーに追い越されました。「へえ、こんなところまで来るんだ」と少しびっくりしつつ、期待が高まります。
リスボンで1番のパノラマかも・・・
普通の住宅街の坂を上っていくと、目の前に公園があり、その向こうにテージョ川とリスボンの街がどーんっと広がっています。
これほどまでにパノラマ感が強い展望台は初かもしれません。確実に180度以上、おそらく240〜300度方向が見渡せるんじゃないかな・・・。しかも、手前に視界を遮るような大きな建物がない。
私が到着した午前10時10分頃には、すでに3台ほどのトゥクトゥクが停まっており、ガイド+3〜4人の観光客が3組いました。この時期のこの時間でこんなに人がいるなら、平常時は激混みだったのかもしれません・・・。
教会とマリア像があります
この展望台『Miradouro da Senhora do Monte』の端には小さな教会が建っており、公園の真ん中にケースに入ったマリア像があります。
レモネードのキッチンカーが停まっていました。ポルトガルの人は、眺めの良い場所で、くつろいだり、まったりするの好きですからね〜。絶景ポイントには必ず大きめなベンチ、または座りやすい縁があるのがうれしいです。
リスボンのあれこれが見える!
ここ、眺望が良すぎて、リスボンのあれこれが見えるのが面白い!
基本の『クリスト像(Cristo Rei)』や『4月25日橋(Ponte 25 de Abril)』はもちろん、『サンタジュスタのエレベーター(Santa Justa)』や『28番トラム』が走っているところまでしっかり確認できます。
また、低地を意味する『バイシャ地区(Baixa)』は凹んで見えます。こうして見ると、リスボンってぐちゃぐちゃですね!もちろん、歴史があり、起伏がある土地だからこそ。だからこそ、ずっと眺めていられそう・・・。
同日午後に夫を連れて再訪
素晴らしい眺望に感動し、帰ってから熱っぽく語ったからか、夫も行きたいと言うので、午後あらためて二人で行きました。
午後はさらに混んでる・・・。それでも、十分ソーシャル・ディスタンシングしながら、景色を楽しめる程度です。
レモネード屋さんやコーヒー屋さんも営業中でした。今度は、コーヒーでも飲んで、もっと長居しよう!
詳細はこちら(↓)