【リスボン】アジア料理が恋しくなって〜Nood
ボンディーア!
ポルトガル・リスボンに来て2か月が経った頃、和食が恋しくなりました。せめて、アジア料理が食べたい・・・。
そこで夫がインターネット検索で見つけたアジア料理店『Nood』へ。
シアード地区のメイン通りから少し外れたところにあり、日曜日のランチで訪れました。
日本食の定義とは?
大通りは多くの人で賑わっていましたが、この店がある通りはとても静か。正午過ぎ到着すると、まだ一人も客がいませんでした(ちょっと不安)。
しかし、ブログのためにレビューするという目的もあるし、リスボンのアジア料理の雰囲気を感じる良い機会なので、そのまま入店しました。
この店は、トリップアドバイザーでは「Japanese」や「Sushi」に分類されていますが、メニューを見るかぎりいささか疑問が残ります。
決して、正統派の日本食ばかりを求めているわけではないので、最終的には美味しければいいんですけどね。
ワインと“味噌”ラーメン
12時半になっても、相変わらず客は私たちだけでした。「日曜日だから地元の人は教会行ってるのかも。観光客はリスボンでアジア料理食べないでしょ」と必要のない言い訳をしながらのメニュー選び・・・。
何が売りなのか分からなかったので、一番恋しかった“味噌”に惹かれ、ラーメンにしてみました。夫は無難に、イエローカレー。カツオ・チキンって何でしょう?前菜にベジタリアン・バオをシェアすることに。
飲み物は、いつか観たパリのラーメン屋さんの風景を思い出し、ヨーロッパらしくワインを合わせました。いつも価格がお手頃なハウスワインを注文するのですが、リスボンのレストランではがっかりしたことはありません。ここのも美味しかったです。
味噌はどこ!?
さて、いよいよ料理を実食です。まずは、ベジタリアン・バオから。メニューには枝豆のビュレーと日本の漬物と書いてありましたが、ソースの味が強すぎてそれらの風味はまったく感じられませんでした。
カツオ・チキンの正体は、チキンカツ。カレーもココナッツの甘さがあるタイカレー風でした。こちらは、まあ予想通りの味です。
問題は味噌ラーメン。見た目はいい感じのアジア風。一口スープを飲んで「ん?」。出汁の素の主張が強く、味噌の味はほとんどしません・・・。味噌を求めていただけに残念!
夫にもラーメンのスープを試食してもらうと、「MSG強すぎ!あとで喉が乾くパターン」とバッサリ。同感です・・・。
麺はもっちり、煮たまごも半熟、チャーシューも歯応えがあって、なかなか美味しい。よく言えば、白ワインによく合うラーメンでした。
夜のアジアン・タパスとしてなら・・・
最初の疑問に戻りますが、「Japanese」のカテゴリーとしては正直ナシ、「Asian Fusion」としてもどうかな・・・と思います。なぜなら、なんちゃって感が強く、料理へのこだわりを感じられなかったから。
ロサンゼルスでいろんな形の日本食、アジア料理、フュージョン料理を食べてきてわかったのは、料理のカテゴリーが何であれ、美味しければそれでいいってこと。国によって好みは違えど、「美味しさ」の基準はそれほど違わないんじゃないかとも思います。
この店は、ラーメン一杯で満足させるのではなく、「お酒を飲みながら会話を楽しむ」とか、「アジア料理を楽しんでいる」っていう雰囲気を提供する場所としてならアリかもしれません。
一方、ポルトガルの人がどんなアジア料理を美味しいと感じるのかはとても興味があります。ポルトガル人の友達がすすめてくれたアジア系の店が何軒かあるので、今度食べくらべてみたいと思います。
Nood
総合評価 :☆☆
サービス:英語OK
雰囲気:カジュアル
価格:€-€€(一人10〜20ユーロ程度)
*総合評価について
☆☆☆☆☆:自信を持っておすすめ
☆☆☆☆:おすすめ
☆☆☆:まあまあ
☆☆:微妙
☆:自己責任でお願いします
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リスボンの日本食(↓)