【ポルトガル語】摩訶不思議な真実6選
ボンディーア!
本格的にポルトガル語を学び始めて3か月。目を見張る進歩はありませんが、少しずつ新たな発見をしては「うううう・・・」と唸る日々です。
スペイン語やイタリア語ネイティブでさえ、「ポルトガル語はラテン言語で最も難しい」と顔を歪めます・・・。
ポルトガル語が難解すぎると嘆いていると、「ごめんね〜。わかってるから、もうちょっとだけ我慢して付き合ってね〜」と語学学校の先生も申し訳なさそう・・・。
彼らがそういうなら、私が焦ってもしょうがない。楽しみながら、気長にやるだけです。
今日は、そんなポルトガル語の豆知識を紹介します。
1. 9か国で公用語となっている
ポルトガル語を公用語としている国は、ポルトガル、ブラジル、モザンビーク、アンゴラ、ギニアビサウ、東ティモール、赤道ギニア、カーボベルデ、サントメプリンシペの9か国。中国の特別行政区マカオでも、広東語と並び、ポルトガル語が公用語に指定されています。
2. ポルトガル居住者はほんの5%
ポルトガル語を話す人の数で見ると、ポルトガル居住者は全体の5%にすぎません。世界で6番目に多く使用されている言語なので、どれだけたくさんの人がポルトガル以外の国でポルトガル語を使っているかがうかがえます。
3. アラビア語の影響を強く受けている
8世紀、北アフリカや中東のムーア人がイベリア半島を支配し、13世紀に至るまでアラビア語が公用語だったため、今でもその名残りがある単語が使われています。Almofada(クッション)、Azeitona(オリーブ)、Garrafa(ボトル)などは、その一例。
4. 主語によって動詞が変化しすぎ
主語が誰であろうが、日本語では動詞が変化しませんよね。英語の場合も、「I, you, we, they」なら「speak」、「he, she」なら「speaks」と2種類のみ。ところがポルトガル語では、私、あなた、彼・彼女、私たち、彼らと最低5種類の変化形を覚えなくてはいけないのです。さらに過去形の変化も何種類も存在して・・・九九を唱えるように暗記するのが大変!
5. "To be”動詞も2種類ある
英語を基準に考えると混乱してしまうポルトガル語。存在や状態を表すBe動詞にあたる動詞も「Ser」と「Estar」の2種類あります。「Ser」は性格や国籍など半永久的な内容、「Estar」は感情など一時的な状態などに使います。「Este vinho e bom」なら「このワインは美味しい(良い銘柄だ)」で、「Este vinho esta bom」なら「このワインは飲み頃だ(状態が良い)」とニュアンスが変わります。
6. アルファベットに”K, Y, W”がなかった
2009年、ポルトガル語圏の国が正式に署名するまで、公式にはアルファベットは23文字しか存在しなかったというから驚きです。「Tokyo」は「Tóquio」、「Kilogram」は「Quilograma」となります。「W」に関しては、「webcam」や「wi-fi」、「windsurfing」などの外来語がほとんどです。
参考にした記事(↓)
ポルトガル語の挨拶(↓)