アズレージョな毎日

ポルトガル・リスボンから、移住、観光、食、人、文化などについて発信します

私たちがポルトガル移住を決めた理由

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ボンディーア!

 

ポルトガルはここ数年で、旅先としても、移住先としても、世界中に注目されるようになりました。

 

私たち夫婦も、2016年にはじめて訪れてすぐにポルトガルが大好きになりました。その魅力とはなんなのでしょうか?

 

世界がポルトガルに熱い視線を注ぐ理由は、そのまま、私たちが移住を決心した理由でもあります・・・。

 

 

1)ポルトガル人が温かい 

 

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とりわけ愛想があるわけではないけれど、飾らず、気取らず、自然体・・・。目立たないけれど、その言動に、さりげないやさしさ、小さなことは気にしないおおらかさ、何でも受け入れてくれる懐の深さを感じます。そう、ポルトガルの人たちは温かいんです。

 

私たちがポルトガルに魅力を感じた一番の理由です。

 

実際、リスボンに住んでみて、良い意味で気負いがなくなり肩の力が抜けたような気がします。自分を大きく見せることなく、ありのままでいられる、そんな空気が流れる国です。

 

 

2)食べ物とワインが美味しい 

 

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ポルトガル料理は、素材の持ち味を生かしたシンプルなものが多いです。ポルトガル人同様、派手さはないけれど、噛めば噛むほど味わい深く、素朴な美味しさがあります。どこか懐かしく食べ飽きない「おふくろの味」みたいな料理です。

 

肉や魚介類も種類が豊富で、野菜や果物も味が濃い。魚は丸ごと、内臓系の肉や軟骨など、食材は捨てることなくすべていただきます。 チーズやスイーツも種類が豊富。

 

さらにワインが美味しい。街のレストランのハウスワインは格安ですが、クオリティーは高いです。

 

 

3)世界でも指折りの安全な国

 

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世界平和度指数(Global Peace Index)2019年版では、ポルトガルは世界3位。驚くことに日本(9位)を上回る順位です。人種差別や銃乱問題から脱却できずにいるアメリカ(128位)から移住しようと思った大きな要因です。

 

ポルトガルは植民地支配を通して、混血を繰り返した歴史からか、人種差別が少ないと言われ、あらゆる異文化を取り入れるおおらかな国民性が見受けられます。

 

経済危機からの回復して間もないせいか、リスボンの街では、かなり廃墟が目立ち、悪の巣窟になってもおかしくない雰囲気なのに、治安が悪化しない・・・アメリカ生活が長い私にとっては、その対極にあるような、よい意味で不思議な国です。

 

 

4)比較的物価が安い

 

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ヨーロッパは一般的に物価が高いイメージがありますが、ポルトガルは首都のリスボンでさえ、一人1,000ユーロあれば快適に暮らすことができるという定説があります。

 

野菜や魚・精肉などの生鮮品は特に安価。値札を見て高いと感じるのは、ほとんどがキロ単位の量り売りだからでしょう。気取らない街のレストランなら、定食が5〜8ユーロ、コーヒー1ユーロ以下、ワインやビールも1〜2ユーロ程度と安価です。

 

家賃は、上を見ればきりがありませんが、リスボンの中心部を除けば、予算に合う物件が見つかるでしょう。

 

 

日本文化との共通点が多い

 

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最後は、日本人だからこその理由です。西洋諸国で日本が初めて交流を持った国がポルトガル。日本には、ボタンやタバコ、カステラ、テンプラなど、ポルトガル語またはポルトガル文化にまつわるものがたくさんあります。

 

互いにユーラシア大陸の西と東と離れているけれど、世界に旋風を巻き起こした一時代を築いたこと、ちょっと元気がなくなったけど、これから巻き返しを図りそうな可能性を秘めているところがあり、勝手にシンパシーを感じています。

 

食べるの大好き、食べ物の話が大好き、お酒が大好き・・・そしてちょっと控えめでシャイな国民性。世界各国の良いものを自国のものと融合させ、独自の文化に昇華させている柔軟性など、共通点が多いです。

 

 

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